空白の時間
何もせずに過ぎる日々
時計の針だけが進む音が
耳の奥で鳴り響く
何かを始める理由を探す
でも今日も何も見つからない
明日はきっと何かできるさと
心の中でつぶやいて
他人の期待や言葉に
自分の怠惰を隠す術を
いつの間にか覚えていた
手を伸ばせば届きそうな夢
でもあと一歩が踏み出せない
そんな自分に苛立ちながら
また今日も空を見上げる
過去の中に取り残したもの
あの日々の中に埋もれた希望
拾い集めるには手遅れかもしれない
でも心のどこかで信じている
どうするべきか分からない
あと少しだけ待とう
もう少しだけこのままで
怠惰な時間に身を任せて
風が吹き抜ける窓辺に
今日も自分を正当化して
また明日を待ち続ける
そんな空白の時間の中で
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