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選択肢すらなく

自分で選択してよかったこと・・・。noteでテーマについて書くたびに感じてはいたのだが、私はあまり自分で何かを選択したことがないかもしれません。洗濯はしたことがあるのだが、選択肢が自分の中にないような生き方をしてきました。それは厳しい生活環境で選択肢がないということではなく、頭の中に選択肢が浮かんだことがあまりない。もちろん仕事や日常での小さな選択はたくさんしているが、人生に関わる大きな選択は、意外とない。

全部誰かが選択してくれた

例えば結婚。私は付き合う人に「結婚しよ」って、後先考えずに軽々と言ってのけるタイプです。それをきちんと実行してくれたのが、今の妻というところはあります。恋愛も基本的には告られて、振られる。それなりに長続きする方ではあるし、振られた後も友人として割り切って付き合える。自分自身に主体性がないっちゃない。いや、完全にない。

いま映像業界にいてもう25年以上にもなるが、いままで就活や面接をしたことがない。映像業界に入ったのも、従兄弟が銅板アートをやっており、横浜のイベントで作品展示するから手伝って、と言われて、フリーターで自主映画とか作ってたようなダラダラ遊んでた暇しかない自分は、「いいよ!」と軽ーく引き受けて、そこで出会った映像制作会社の副社長に気に入られて、デザイナーやってみない?と言われて、その肩書きのカッコよさに悩みもせず、入社。入社したところデザイナーよりも制作・ADの人手が足りなくて、入社初日から手伝って、と言われてそのまま制作くんとして働くことに。面白いからこれでもいいやと躊躇いもなく制作・ADとして働いてました。結果なんだかんだ大変なことももちろんありましたが、ディレクターを経て、フリーのディレクターに。

その後、フリーで知り合いのテレビ制作会社やパフォーマーのステージの映像や楽曲制作をしたりしてて、今の会社の案件を手伝ったら気に入られて誘われたので入社。ちょうど映像がハイビジョンに切り替わるタイミングでしたので、機材買い替える費用を考えると会社員のほうが得だなとは思いましたが、たいして悩まず誘いを受けました。そんなこんなで今ではプロデューサーとしてやれている(?)し、会社もちょっとは大きくなり、ほぼ初期メンバーということもあって、それなりのお給金ももらえている。

家庭の事情で東京から札幌に引っ越したのも、妻の選択。最初聞いたときはさすがに、”東京”というブランドを失うのか・・・と戸惑いましたが、よくよく考えたら新しい環境で生活するのも面白いかもと思い始めました。今の会社からも付き合い長いんだから、辞めないでテレワークでやってよ、と温情をいただき、なんだかんだで楽しく札幌生活を楽しんでいます。

人生の転機は全部、誰かが選んでくれている。ほんとこれは感謝としか言いようがない。結果として、振り返ると良い方向に行っている気がする。あまり良い方向だったかも気にならないけど、死ぬ時に後悔をしないよう生きているつもり。基本は大好きな祖母の教えを守って、挨拶と感謝の言葉はこまめに言って生きているだけ。何よりも後悔とは、こうすれば良かったとか思うことだろうけど、私の場合それが少ない。強いて言えばビットコインを初期に買っておけば良かったくらいだろう。いや、ほんと買っておけばよかった。マジで。めっちゃ後悔している。なんで買わなかったんだろう・・。

意識外からの提案に好奇心が勝つ

私の性格を考えると、自分の予定していなかったことに対して、好奇心が勝ってしまう傾向が強い。会社の後輩にも「コトラさんって予想していない返し来た時、嬉しそうですね。」って言われたことがある。なんだったら仕事のハプニングや炎上案件にテンションがあがっている自分がいるのに自分で気づいている。GANTZ大阪編のぬらりひょんが意識外からの攻撃に弱いとあったが、自分も意識外からの提案や出来事にめっぽう弱い。仕事柄、課題に対して、いろんな可能性を想像するのだが、自分の考えたこと以外の提案があった時に、くやしさよりも嬉しさが勝つ。「そうきたかー!」と自分の中の世界の中心で叫んでいる。ちなみにこのnoteの自分の記事のタイトル背景はAI生成使ってます。想像と違うイラストが出てきた時のほうがテンション上がります。この言葉をこう捉えたんか!ってのが楽しくてしょうがない。
AI最高。もう人類の仕事全部奪って、AIの生み出す利益でみんな自由に暮らせば良い。

自分で選択したこと

そんな流され人間の私ですが、唯一自分で決めた、最初で最後の大きな選択は、「上京」でしょう。「#上京のはなし」にも投稿した「ロックスターを気軽に目指したよ」でも述べているが、高校時代に何も考えずに上京を決めている。もちろん両親は反対していた。でも、大した決意もなく、反対を振り切って上京した。今思えばすごい選択してるなと感じるが、本能で東京に行くべきだと感じたのだろう。私は、人間も動物だと思っているので、目標があれば全ての行動は、その目標につながる道になると思っている。カッコよく述べてみたが、要は東京という大都市での生活を楽しんでみたかっただけ。今も計画性のなさは変わらないので、楽しんで生きる以外に元々目標もない。結果それが面白い人生を与えてくれたのは間違いない。仕事と違って、プライベートでは選択しなかったことを想像したことがないので、難しいけれど、上京していなくても同じことを言ってそうな気がする。
ただ、今の自分としてはそれが自分で選択して良かったこと。選択して悪かったことも、選択しなくて後悔したことも存在してない。ビットコインくらいだろう。くそ!買っておけば良かった!金も20代前半に友人に言われた通り、ちゃんと積み立てておけば良かった!そう、後悔はまったくない!

というわけで、これから選択するぞって若者のためにいつくか伝えたいことを下記に記します。
・ちゃんと選択可能な衣類か確認する
・柔軟剤は選択機の指定の場所に入れる
・できるだけ室内干しは避けたほうがよい
 だいたいくさくなる
・2日に一回は選択したほうが、あとが楽
 一週間選択物をためると干すのも大変だし
 たたむのも面倒になって汚部屋化が始まる
・選択機で靴は洗うな
・選択物を選択機にいれすぎると
 引くほど揺れて怖い音がする
 最悪はホースが外れて水漏れの原因にも

選択肢を持たない選択

まともに選択しないで生きてきたのでアドバイスなんてなかったですね。
まぁ、選択をせまられたときって、だいたい自分の中で決まっているはず。他人のアドバイスや批判は、基本的にはそのアドバイスをした人が、自分の人生を肯定するための意見しか言っていません。人生で受ける助言の8割くらいはそんな助言しかないです。そんな意見の中から、本当に自分のためになることか、違うかを見極めるという選択は自分でするしかないです。それは人それぞれなので、正解もないし、結果は行動してみないとわかりません。自分で選んでよかったこと、そのよかったかどうかも、その状況をどう受け止めるかの選択によるものでしょう。私は、プライベートの生活では、選択肢をもたない選択をしています。何が起こるかわからないほうが面白いと思っているからです。ほんとそれだけですね。
あぁ、ビットコインなぁ・・・。

#自分で選んでよかったこと

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