その怒りは本当に必要でしょうか

スーパーで買い物してると、4~5歳くらいの
小さな女の子がお菓子売場のところで
しゃがみこんでお菓子を選定中。

目をキラキラさせてどれにしようかと悩んでいる
その姿はいつ見ても微笑ましい。

その後、私も買い物を済ませてレジに並ぼうと
すると、先ほどの女の子が私の前に並んでいた。
左手にはキャラクターが描いてあってその子の
手の平よりも少し大きいお菓子の箱を持って、
右手はお母さんのスカートを握って。


今日はなかなかレジが進まないなぁ。
冷凍食品溶けちゃうかな~と考えていると、
『ペリペリペリ』と前から音が…

なかなか進まないレジに痺れを切らしてしまった
のか、女の子がお菓子の箱を開けていた。

それを見つけたお母さんが、
「何してるの!なんで開けてるの!?」と。
周りに聞こえるくらいの声量だったので、
周りにいたお客さんもその親子に注目!

それを言われた女の子は、一瞬きょとんとして
消えそうな声で「開けちゃダメなの?」と。
その声は近くにいる私でも聞こえるかどうかの
絞り出したかのような小さい声。

するとお母さんは、その子から箱を奪って、
「当たり前でしょ。まだお金払ってないの!」
と、また大きな声で怒鳴る…。

女の子は号泣…

お母さんがレジ袋に商品を詰めている間も
ずっと「ごめんなさい、ごめんなさい」と
泣きながら謝り続けている。
私がレジを終わる前に、その親子は泣き続ける
女の子を連れてスーパーを後にしていた。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

みなさんはどう思いますか?
(突然の投げかけすみません)

私はレジが終わったら、商品をレジ袋に詰める
前に声かけようかと思いました。
女の子ではなく、お母さんに。

『本当に叱る必要はありましたか?』と。

私は結婚してないし、子どももいません。
子育てしている人からすると、
「何を生意気なことを言っているんだ!」と
叱られそうですが…
私の考えを書きたいと思います。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

怒りの感情をコントロールするとか、
怒りを我慢するとか、そういうことではなく、
なぜ怒らないといけないのか?を一度考えて
みて欲しいのです。

子どもがダメなことをした時に、
“しつけ”として怒ることはあるかもしれません。

でも、しつけとして「怒るべきところ」と
「怒らなくても良いところ」の線引きは必要です。

その線引きとは?

それは、子どもがその行為や言動を
“ダメなことだと認識をしているかどうか”です。


さっきの女の子は、お母さんの怒りに対して、
「開けちゃダメなの?」と聞いてます。

つまり、会計前に商品を開けてはダメという
ことを知らなかった可能性が高いんです。

女の子としては、早くお菓子が食べたかった
のかもしれません。それとも、お菓子の箱の
中に入っているおまけが見たかったのかも。


それがダメなこととは知らずに怒られると
何で怒られているのか分からなくなります。

そのうち、怒られることが恐怖となり、
何かをする時は顔色を伺うようになります。
そんなの悲しいですよね…。

まずは、怒鳴る前に聞いてあげて欲しいんです。
なんでそんなことしたのか。
そして、知らなかったら教えてあげてください。
それは○○だからダメなんだよ。と理由もつけて。

生命が脅かされるような場面だと、
そんな呑気なことは言ってられないですが、
ほとんどのケースでは大丈夫。

ちゃんと気持ちに寄り添って伝えれば、
相手にも伝わるはずです。


そして、これだけは忘れないでください。

お母さんやお父さんの笑顔が、
子どもにとって何より大好きで安らぎなんです。

お子さんの笑顔に救われる瞬間があるように、
お子さんにとってもその瞬間があります。


全国の子どもたちが笑顔になりますように🍀

今回の出来事はちょっと胸が痛くなったので
記事として書いてみました。




最後まで読んでくださってありがとうございます。
この出会いを大切に🍀

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