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<東京の水辺をめぐる>④運河をめぐる舟遊び(後編:海沿いに越中島へ)

東京湾の運河を巡る舟遊びに参加しました。越中島から芝浦、品川付近を航行し、京浜運河の大井競馬場近くまでやって来て、折り返し点を迎えました。後編は折り返し点から海側を進む船旅の模様をお伝えしたいと思います。(前回の投稿はこちら)

曇天の中、大井競馬場駅付近の京浜運河まで来ました。
何とか雨が降らなくてよかったです。
解説をしながらお酒を堪能する、講師であるマツさんこと松永さん(笑)
帰りは、京浜運河から大井火力発電所の前を通り、品川ふ頭を横目に
レインボーブリッジに向かうルートです。
右手に見える橋をくぐって、海側に向かいます。
巨大な桟橋のような道路です。
若潮橋(仮橋)とあります。新しい橋を架け替えしていた際に
使われた仮橋。今は新橋が完成済みで、仮橋は使われていないようです。


若潮橋に平行して、新幹線回送線と貨物線の橋も架かっています。
都会に架かる大きな橋梁群。
ここは、古川組という海洋土木会社の大井工場のようです。
工事で使いそうな船が多くあります。
こちらは、JERAの品川火力発電所。
都市ガスを燃料に稼働するコンパウンドサイクル発電所です。
こちらは、対岸の大井火力発電所 ですが、2022年に廃止されました。
発電効率の悪い、古い発電所のため、廃止されたようです。

船からでないとゆっくり眺められない、発電所などを見て進む船旅。

大井火力発電所跡地の隣には、首都高湾岸線の沈埋トンネルの換気塔が見えます。
大井ふ頭と、奥に見えるのは、青海コンテナふ頭のクレーンたち。
今の東京港の物流拠点と言うべき場所です。

そして、見えてきたのは、品川ふ頭のガントリークレーンたち。

コンテナふ頭に並ぶガントリークレーン。
意外とこの光景をじっくり眺められるのは貴重かも、です。
巨大なキリン、と呼ぶのにふさわしいクレーン。
UFOキャッチャーのようだ、ともいえるかも(笑)。
外洋コンテナが並ぶふ頭。
そして、レインボーブリッジの全景が見えてきました。
少し遠めに見える、お台場の街並み。
何やら大きな船が停泊している場所がありました。
神泉丸は、RORO船(トラック等をそのまま積み込める船)だそうです。
レインボーブリッジに来ました。橋の裏側を見られるのも、船旅ならではです。
やっぱり船旅はいいなあ、と改めて実感する瞬間(笑)。
芝浦ふ頭周辺を行きます。古いものと新しいものが混在している感じです。
日ノ出桟橋。水上バスの乗り場等があります。
築地大橋に来ました。環状二号線のために作られた新しい橋です。
築地大橋の隣の空地は、築地市場の空地。
環状2号線の地下トンネルが、いよいよ12月に開通します。

そして、見えてきたのが、重要文化財の勝鬨橋。

勝鬨橋。真ん中の径間が本来ならば船舶の往来のために開閉する構造です。
50年くらい開閉していない状況です。
勝鬨橋の開閉部分を通ります。確かに開閉できそうな構造をしています。
いよいよ船旅は終点へ向かいます。
中央大橋。斜張橋です。
中央大橋を過ぎて、隅田川に別れを告げ、晴海方面に少し進むと
終点の越中島に着きます。

東京湾の船旅、レインボーブリッジを過ぎて、隅田川を少し遡上し、越中島までたどり着きました。曇天続きで、風もそこそこ吹きましたが、何とか雨も降らず、楽しい船旅を楽しむことができました。感謝感謝。

■終わりに
東京湾周辺の運河をめぐる船旅を楽しみました。運河は海と違い、風が吹いても穏やかに航行できる、舟運にとっては素晴らしい場所。そういう運河が東京にはたくさんあることを改めて実感しました。コンテナふ頭に火力発電所、RORO船など、普段見ないものを見られるのも、船旅の特権なのだと認識し、改めて船あそび、楽しいと思いました。ご案内いただいたマツさんと、安全航行で舟遊びを楽しませていただいた舟あそびみづはの佐藤さん、どうもありがとうございました。

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