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■八王子・小仏を歩く:① 高尾駅から駒木野付近まで

八王子市内を歩くのが最近マイブームです。といっても、八王子はとても広く、なかなかいろんな場所にたどり着いていない気がします。今回は是非行った見たい場所として、八王子の旧甲州街道を高尾駅から小仏バス停めがけて歩いてみました。

旧甲州街道は、江戸から下諏訪までを結ぶ昔の五街道の一つで、今の国道20号であり、JR中央本線であり、中央自動車道のルートの一部となっている街道です。昔は、八王子から小仏峠を越えるルートで甲州を目指していました。明治に入ってからできた国道20号は、南を迂回し、大垂水峠経由のルートになりましたが、JR中央本線と中央自動車道は小仏峠(小仏トンネル)経由です。ただ、いずれも小仏地区は通過するだけなので、主要道路・鉄道はあるものの、静かな旧街道が続く佇まいが見られる場所となります。

とはいえ、小仏に向かうバス路線は、高尾山や景信山などの登山の拠点にもなりますので、休日にはハイキング客で賑わう、と言う場所でもあります。そんなエリアを歩いてみました。

昔の地図で案内図を。小仏峠は、
高尾駅(当時は浅川駅)からまっすぐ西へ進む道です。
街歩きのスタートは、京王高尾駅。
門型に補強された高架橋。何だかゴツイラーメン橋です。
高尾駅南口のバスロータリー。
北口と南口の往来が難しいのが、この駅の難点です。
京王線の高架駅の裏手は、普通の住宅、と言う場所です。
少し歩くと現れる、「大光寺」というお寺。
開かれたお寺を目指しているそうです。
お寺の境内から京王線の電車がよく見えます。
開放的な境内です。
このお寺は、1615年から続くお寺。明治5年に全焼し、その後
関東綱五郎さんの家を移築したそうです。
京王線の高架下を右折し、JRの踏切を渡ります。
T字路にある石仏。大事に屋根をつけて安置されています。
踏切の名前は、「初沢踏切」です。
ハイキング客をたくさん乗せた電車が、終点・高尾駅に到着です。
沢山の往来のある踏切道です。
初沢踏切を渡り、線路沿いを西に向かう細道が。
線路沿いにさらに小径が続きます。その先に現れたものは・・、
何と、レンガアーチ橋が出現!
明治時代からの鉄道構造物でしょうか?
上り線は鉄橋になっています。複線化された際に増設されたのでしょうか。
レンガアーチは、水路を伴った細道です。アーチの先は、何軒か民家があったようです。
(今は通り抜けできない場所です)
レンガアーチを少し進むと、両界橋です。
甲州街道が浅川を渡る直上で、中央本線が南浅川を渡ります。
こんな感じで交差しています。
下り線の橋台は、レンガ橋台です。
複線化された際に、コンクリートを打設して巻き込んだ形になったでしょうか。
第一浅川架道橋と言う名前の橋です。
甲州街道を行き交うバス。
小名路という名前のバス停。味わい深い名前です。
小名路バス停から、大垂水峠に向かう国道20号と、小仏峠に向かう道に分岐します。
写真のバスは、小仏からハイキング帰りの客を乗せるための回送です。
これが甲州街道です。旧街道の風格漂う道になります。
旧街道を少し進んだところにある、高尾駒木野庭園。
古い建物を利用した公共施設。中には喫茶室もあるようです。
駒木野庭園の隣は、病院があります。バス停名も、
その名の通り「病院前」です。
少し西に進んだところの街道の右側に、趣ある橋が見えました。
「2.0t」の荷重制限がある橋が架かっています。
この橋は、中央本線を跨ぐ跨線橋です。
こういう場所では、やっぱり電車が来たら写真を撮りたくなっちゃう(笑)。
橋を渡った先に、祠がありましたので、登ってみることに。
神明神社と言う名前の神社です。結構立派に維持されています。
境内から橋を見たところ。何だかいいなあ、という風景です。

今回はこのへんでおしまい。次回は、圏央道の交差する部分を目指してさらに奥に歩きます。

■終わりに
甲州街道を小仏まで目指す山歩き。やはり旧五街道なので、色々な時代の変遷を見ることができるのは、とても大きなことだと思います。色々と発見の多い街歩きでした。

(続きはこちら)


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