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※御徒町・上野周辺を歩く※①御徒町・アメ横を歩く

街歩き好きですが、いつもの拠点は東京の西側、多摩ニュータウン周辺です。たまに東京の下町付近に足を踏み入れたら、色々と街歩きがしたくなるものです。今回は、御徒町駅付近から、上野駅周辺に向けて散策した模様をお届けします。

■御徒町駅周辺を歩く

JR御徒町駅。「おかちまち」という地名は現存しません。
有名ですが、実は結構難読駅ですね。

いつものように、今昔マップで説明します。御徒町駅は、上野駅から南へ1駅のところにあります。「御徒町」と言う地名は、今の昭和通りの少し東側にある地名です。

今昔マップで比較する上野・御徒町周辺。左の古地図ではまだ御徒町駅は無く、
上野駅から秋葉原に向かう貨物線だけありました。
御徒町駅前にある、松坂屋上野店。老舗百貨店です。
松坂屋のエレベータ
「上り」「下り」のランプがいい味出しています。


とても良い色合いの階段
ところどころに化石が隠れていることを教えてくれています。
こちらは、解体された南館にあったサンゴの化石を展示したコーナーです。
松坂屋のシンボルは、パンダのようです。
湯島天神への道でもあるようで、合格祈願パンダ、だそうです。
旧松坂屋南館の部分には、高層ビルが建ちます。


御徒町駅の東側には、昭和通り(国道4号)と首都高速道路が走ります。
御徒町駅から、線路沿いの商店街が、アメ横です。
JRの高架橋。「同朋橋架道橋」など、味わい深い名前の橋が並びます。
高架下は様々な用途に利用されています。
商店街の上に、摩利支天があります。不思議な光景。


摩利支天へは、階段に登ってアクセスします。
そして、その建物の地下には、「二木ゴルフ」があります。
その隣には、「二木の菓子」があります。経営者が同じなのですね。
ちょっと不思議な石碑がありました。何かと思ったら・・・、


【新幹線上野駅開業・カラー舗装完成 記念】
何と、とても土木な記念碑(笑)。
【東北・上越新幹線 上野駅誘致住民運動 発祥の地】
東京駅がターミナルと決まった当初は、上野に駅が設置されない計画でしたが、
住民運動等の結果、駅が作られたことを記念した石碑です。


アメ横センタービルの前に、この石碑はあります。
この架道橋は、「五條橋架道橋」と、「下谷町高架橋」です。
線路と線路の間につながるお店。なかなか楽しい景色です。
高架下には、本当に様々なお店があります。
たまに怪しげな雰囲気のある高架下も出現します。
ひっそりとたたずむ、「五條大神社社地跡」。これも古い地名の名残のようです。
上野駅付近の高架橋にある、カレー専門店。これもとてもいい雰囲気です。
こちらも、新幹線の上野駅開業記念の石碑。
駅ができたのがよほどうれしかったようですね。
石川啄木の歌碑。
ふるさとの 訛り懐かし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく
そして、上野駅に到着。
ターミナルの風格漂うビルが出現しました。
そして、これが上野駅の正面玄関口です。
正面玄関口は、車でアクセスできる場所で、人の乗降は少ない場所です。
広小路口の広場に、何やら石碑が。
「あゝ上野駅」の歌碑です。1964年のヒット曲だとか。
歌詞も味わい深いです。
【どこかに故郷の 香りを乗せて 入る列車の なつかしさ
上野はおいらの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が
あの日ここから 始まった】
上野駅正面玄関口。とても美しい感じです。
正面玄関口から地下鉄駅につながる通路。風格漂います。
乗車口と降車口が分離した駅だそうです。
今で言うと、羽田空港の出発と到着が分離しているのと同じ作り、でしょうか。
こちらは、ひっそりと残る、上野駅の貴賓室の跡です。

■終わりに

御徒町駅から上野駅まで、アメ横を通って散策しました。ある意味結構メジャーな歩行コースですが、古い地名の名残なども見ることができる、とても興味深い散歩コースでした。次回は上野駅の東側を歩きます。
(続きはこちら)


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