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◎北千住駅から東武線に乗るプチ旅:【前編】北千住駅周辺を歩く

私はいま、多摩ニュータウンに住んでいます。東京でも、どちらかというと西側のほうで、実は東側には数えるほどしか行ったことがありません。今回は、自身にとってはとても新鮮な町を訪ねたことを書きたいと思います。

■秋葉原駅から、北千住駅に向かう

北千住駅を目指そうと思います。今回は普段行くことの無い経路で、北千住駅に向かってみたいと思いますが、それは、

つくばエクスプレス!
私自身、実は「人生初TX」なのでした(笑)。
TXに乗ると、浅草が4分!とPRしています。
浅草と言っても、銀座線の駅からは少し離れますが・・。
毎日利用している方もいるでしょうが、
人生初めての、TX秋葉原駅です(笑)。
守谷行きの電車に乗ります。

■北千住駅に到着

TXの北千住駅に到着。
高架線の駅です。隣は、東武線の駅です。
実はこの駅の真下は、JR常磐線の北千住駅。
この駅は、とても重層化された駅でもあります。
TXの改札口。
中層階のコンコースは、JR・TX・東武が並んでいます。
TXは上層、JRは下層、東武は上層(日比谷線と共用)と下層の2層構造のホームがあります。
さらにこの地下に、千代田線が入る形です。
そして、北千住駅の駅ビル。1985年に完成したとか。

北千住駅は、元々東武線とJR常磐線との乗換駅として明治時代から発展してきましたが、そこに1960年代に東京メトロ日比谷線、千代田線が開業し、さらに2005年につくばエクスプレスが開業。今では都内屈指の混雑する乗換駅となっています。

■北千住駅西口を歩く

北千住駅西口を歩いてみましょう。北千住駅西口は、もともと、奥州街道の最初の宿場町、千住宿があった場所です。ここから水戸街道が分岐していました。

今昔マップで見た、北千住駅周辺。
千住宿沿いに古くから街ができ、北側から東側に荒川放水路が作られています。
駅前の商店街は、とても庶民的な雰囲気。
そして、元々の街道筋である、宿場町通り。
庶民的な商店街が縦横に並ぶ、楽しい街です。

■東口から南側に歩く

再び中層階のコンコースへ。東武線の改札を越えて、
東口に移動します。
東口は、別名「電大口」と呼ばれ、東京電機大学が近い出口です。
上層階からの階段と、1階のホームの下を通る地下道があります。
下層階は、浅草方面、上層階が日比谷線方面の電車が発着する構造。

東武線の駅は、かつては外側が東武線、内側が日比谷線が発着する構造でしたが、利用客の急増に対応しきれなくなったため、1996年に今の2層構造の駅に改良されました。

駅の南東側を歩きます。東武線がだんだん地上に近づいてきます。

■北千住の大踏切

そして、駅の南側に踏切が出現。
日比谷線の線路は、上層階で次第に東武線から離れていきます。
かつては東武線の真ん中から上り、東武線と交差して離れる形でした。
東武線の踏切は、「伊 第22号踏切道」といいます。
起点からの通し番号の名前なのですね。
日比谷線が分岐していたこともあり、上下線が離れる形の東武線。
上に日比谷線の電車が通過。
浅草方を見たところ。引き上げ線もあり、広い踏切。
ちょうど下り電車が通過。
こちらは、北千住駅側を見たところ。
浅草行き電車が発車。
そして、平行してJRの踏切が。
その直上には、つくばエクスプレスの高架橋があります。
JRの踏切は、「北千住一丁目踏切」です。

こんな感じの「大踏切」。たくさんの鉄道線路が立体的に配置され、多くの利用客を捌くことはできているのですが、この踏切が解消できていないことが話題になっているようで、区議会で立体交差化の議論がされています。

区議会のHPから。なかなか難しい立体交差化ですね。

https://www.gikai-adachi.jp/voices/GikaiDoc/attach/Nittei/kensetsu/pdf/20181115houkoku3.pdf

区議会のHPにアップされているPDFファイル

■仲町口から東武線ホームへ

仲町口改札。JR・TX・東武の改札口が並びます。
新しく作られた乗換コンコースです。
ラッシュ時はとても多くの人が行き交う場所、なのでしょうね。
東武線の改札に入ってみたいと思います。
松尾芭蕉 旅立ちの地 千住 の顔ハメが。
こちらは、上層階の日比谷線ホーム。
南千住駅方面を見たところ。
そして、こちらは下層階。浅草行き電車が停車中。

こんな感じの、とても複雑な駅です。何度か利用したことがありましたが、今回の訪問で、何とか全体像を掴めた気がします。今回はここまで。次回は浅草行きの各駅停車に乗り、沿線を見て行きたいと思います。

■終わりに

東京を代表する乗換駅、北千住駅。多くの利用客が乗り換えできるために、様々な改良がされています。西口には古くからの宿場町があり、東口には東京電機大学がありますが、南側に大きな踏切が残るのが課題といったところでしょうか。そんな場所を把握することができました。

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