![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69997521/rectangle_large_type_2_c8eaf09708aa6045ae8110bac49cb2b0.jpeg?width=800)
<新宿駅からぶらり街歩き>④新宿中央公園、熊野神社、十二社池跡を歩く
新宿駅付近を1日かけて探索した街歩き。西口駅前から時計回りに移動してきました。時計の針でいうと、「8」の針くらいまで来たでしょうか。新しいもの、古いもの、定番スポットが入り混じり、とても内容の濃い探索となりました。今回は、新宿中央公園の探索から始めたいと思います。
(前回の記事はこちら。)
■新宿中央公園を歩く
新宿中央公園は、東京都庁の西側に広がる大きな都市公園です。昔の淀橋浄水場だったところを中心に公園が作られています。
![](https://assets.st-note.com/img/1642260049950-IqE5VLKEfx.jpg?width=800)
ちょうど都庁の隣にある公園という感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642260110934-UlKrszBqKz.jpg?width=800)
元々の浄水場跡地だった場所ですが、今も一部水道施設は稼働しているものがあります。都庁第二本庁舎のすぐ隣にあるこの建物が、一番大きな水道施設です。
![](https://assets.st-note.com/img/1642260660400-U2eaKUUqa5.jpg?width=800)
中央公園の橋の上からみた、都庁第一本庁舎。後ろに見える高層ビル群も含めて、昔の淀橋浄水場の跡地に作られました。
![](https://assets.st-note.com/img/1642260778541-R9ZXRU0GOG.jpg?width=800)
公園の敷地内に、少し小高い丘があります。登ってみると・・、
![](https://assets.st-note.com/img/1642260865042-msjusbuSqB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1642261337154-s0vnvZGBcz.jpg?width=800)
これは富士見台という場所で、富士山の見える展望台であり、浄水場の見学者を案内する施設だったとのことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642262147160-3ycj6Gzqm9.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1642262401948-UwPjPVWJHO.jpg?width=800)
管理事務所の近くには、写真工業発祥の地の碑が建っています。実はこの地で、明治35年に、小西本店→小西六→今のコニカミノルタが、写真の感光材やカメラなどの生産をした工場があった場所です。こんな場所にカメラ工場、というのも、あまり想像できないですが、この碑がそれを記念しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1642262501572-7u4toecZwj.jpg?width=800)
最近、中央公園はリニューアルを続け、どんどん進化しています。ここは一番新しいエリア。座りながら副都心を眺めることができる広場空間です。ゆったりした時間が流れる心地よい空間です。
![](https://assets.st-note.com/img/1642262633880-rtC2NcOEfj.jpg?width=800)
芝生広場です。ストレッチをする人、公園で遊ぶ人、くつろぐ人などがいました。美しい公園です。
![](https://assets.st-note.com/img/1642262752339-9jcdxJxkhJ.jpg?width=800)
公園内には、何とビオトープもあります。田んぼや湿地のような場所が作られています。たまにそこで生態系保全活動等が行われているようです。時間限定で公開されています。
■熊野神社内を探索する
![](https://assets.st-note.com/img/1642338132602-D2uDnFDhrc.jpg?width=800)
熊野神社は、新宿中央公園のすぐ隣にある神社です。社殿自体は新しいようですが、周りにいろんな見どころがあります。最初にご紹介するのが、参道にある、十二社(じゅうにそう)の碑です。
このあたりは、十二社の池があったり、滝があったりと、江戸時代から景勝地だったようです。それを記念した碑です。
![](https://assets.st-note.com/img/1642338522804-u9fa3NpMkM.jpg?width=800)
これは、大田南畝という、江戸時代の狂歌師が書いた碑文がある水鉢です。大田南畝は、永代橋が落橋したことを目撃した「夢の憂橋」を著していたり、堤防を巡視する「玉川巡視」という役に就いたりと、土木にも関係が深い人だったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642339147004-OlqATfX1Ts.jpg?width=800)
このあたりに、十二社の滝があったとされています。このあたりは地形も改変されていますが、祠が建っています。
■十二社池の跡を歩く
新宿中央公園から外に出て、十二社の池の跡を歩いてみましょう。その前に、「今昔マップ」を使って、この付近のことを少し解説したいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1642339547029-ukbUOmNlyu.png?width=800)
新宿中央公園の東半分は、淀橋浄水場の濾過池や沈澄池でした。その隣に、工場のマークが見えるのが、小西六の工場、その隣に神社の印が見えるのが熊野神社です。滝は、工場から北西方向に流れる川(今は暗渠)の谷筋にあったのでしょうか。十二社池は、少し西側に、細長い形であるのが見えます。十二社は、「十二双」という地名として書かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1642339846031-NjBnIYjVdb.jpg?width=800)
十二社池の跡地は、熊野神社の隣を走る、十二社通りの裏手にあります。ビルの裏が少し低くなっているところが見えると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1642340138363-guITPjcZ6K.jpg?width=800)
池の跡地は、ビルの裏のこの路地です。今はすっかり市街化されており、池があった頃の面影はほとんどありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1642340246948-pGijliKxuh.jpg?width=800)
この木は、昔は池の畔にあったそうです。(昔ブラタモリで探索していました)
![](https://assets.st-note.com/img/1642340309428-cCU8FQIlMf.jpg?width=800)
池の西側には、今でも旅館があります。昔から遊興の地だったようです。つい最近まで、池があった頃の面影が残る宿でしたが、リニューアルされたようです。
■終わりに
新宿駅周辺の街歩き、今回は新宿中央公園と熊野神社、十二社池の跡付近を探索しました。浄水場があったことは知られていますが、写真工業発祥の地であったことや、昔池があったことなど、勉強になることがたくさんありました。次回は、神田川周辺の探索に続きます。
(続きはこちら)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?