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届けたい想い

今回は僕が好きなアニメ
「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」
を紹介していきます。

感動しすぎて一番泣いた作品です。

今日は作品についてと
作品の中でも一番感動した第10話を紹介します。

この作品は主人公ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
彼女に関わる人たちのお話で
本筋はヴァイオレットにあり
関わる人が変わるオムニバス形式の作品です。

※以下ネタバレ含みます。

その少女の存在は隠されており、
武器と呼ばれ、命令すれば戦う心を持たない道具と言われた。
4年にもおよんだ戦争が終結しても、上司や命令なしでは
動けない少女。それがヴァイオレットだった。

ヴァイオレットはしきりに「少佐」という名を口にする。
ヴァイオレットの直属の上司である少佐は
「君は生きて自由になりなさい。心から、『愛してる』。」
と残して命を落とした。

ヴァイオレットは
クラウディア・ホッジンズという身元引受人のもとで
郵便社でポストマンとして働くことになる。

休憩も食事も許可や命令がないと何もできない少女。
小さい頃からずっと軍にいて任務を遂行し続けてきた。
人の感情が分からず、なんでも直球に答えてしまう。
そんな彼女が郵便社で行われている手紙の代筆業を通して
少佐に言われた「愛してる」を知ろうする。

ヴァイオレットが初めて自分の意志を主張し
「愛してる」を知りたいといった。
(ここまで第1話より)

ここからヴァイオレットは代筆業や郵便社で仕事をしていく中で
多くの人々の想いに触れます。
その中でも好きなのが第10話なのでここから紹介したいと思います。

学校に通い勉強したり、先輩から学んだり、実際に仕事をする中で
ヴァイオレットは1人で代筆ができるようになり
とある家に派遣されます。

アンと呼ばれる少女とその母が住む家に代筆の依頼で訪れます。
母はとても遠くにいる人に、大事な手紙を書くと娘に伝え、
邪魔しないようにという。

母は体調が悪く、ベッドで寝ている時間が多い。
アンは母との時間を奪っていくお客様のことが嫌いだった。
手紙を書いているとき、
母は笑ったり、泣いたりと感情豊かに手紙の内容を話す。

母との時間を奪っているように見えるヴァイオレットを
なかなか受け入れられないアン。
自分をほったらかしにして手紙を書く母に
「誰に書くのか、私より大事な手紙なの?」と
「アンより大事なものなんてないわ。」と返す母。

しかし、病がよくならない母に
「お母さんがいなくなったら私は1人、
いつまで一緒にいられるの、手紙なんて書かずに私にいてよ。」と
アンも母も涙を流すが、誰への手紙かなのかは教えてくれない。

母に悪いことをした、泣かせてしまったというアンに
ヴァイオレットは「どうしようもないこともあるのです。人には届けたい思いがあり、届かなくていい手紙なんてないのですよ。」という。

ヴァイオレットは手紙を書き終え、帰ることになる。
母はアンをお茶に誘い、遊びに応じる。

そして、時は流れ母は亡くなる。
そしてアンの8歳の誕生日にアンのもとに亡くなった母からの手紙が届く。
母との別れから、毎年、毎年、母からの手紙はアンの元に届いた。
元気に生きているアンは母からの手紙に涙を流す。

ヴァイオレットが書いていたのは母から娘への今後50年の手紙だった。
届くのは楽しみだが、そのころには母は亡くなっていることを知り、
母が大好きなアンのことを想うとアンの前では泣くのを我慢していたと言い
依頼を完了したところで泣き始める。

遠く離れていても「愛する人は ずっと見守っている」
(ここまで第10話より)

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