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【ノーカット動画】ロボットと小学生の英会話レッスン ~我が家で実践している学習のヒントと工夫~


娘がチャーピーとレッスンを始めてひと月半。今回は50回近くレッスンをおこなった中で、

■「このステップは、ここを工夫すると学習効果がアップ」
■「低学年生の場合は、こうした方が使いやすい」
■「定着度を深めるために我が家が実践していること」など

『みんなのチャーピー先生』を使って英会話レッスンをおこなう場合の「学習のヒントと工夫」をご紹介します。

娘が学習している『みんなのチャーピー先生』には42個のトピックがあり、ひとつのトピックで「3つの学習ステップ」をこなします。

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『みんチャ』3つの学習ステップ
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※『みんチャ』・・・『みんなのチャーピー先生』の愛称💛
【ステップ1】コピーキャット - 文単位のかたまり(ブロック)でおこなうリピート練習
【ステップ2】スキット練習 - 1で練習した文章を使った会話練習。
【ステップ3】スピーチ発表 - 学習テーマに沿ったミニスピーチを練習し発表する。

これらのステップ別に「学習のヒントと工夫」と「実際の学習の様子」を織り交ぜながらご紹介しようと思います。

「動画撮影」がもたらす2つの意外な効果


この学習レポートを始めて以来、毎日のレッスンの様子を動画に収めています。レッスン開始当初と最近の動画(約50レッスンを終えました)を見比べてみると、その学習効果が一目瞭然で確認できます。

実は、この「動画撮影」に大きなメリットをふたつ感じています。ひとつ目は、先ほどお伝えした「子供の学習効果を保護者が実感できる点」です。

英会話教室にお子さまを通わせる親御さんがよくおっしゃるのが

「楽しそうに通ってはいますが、
身についているかどうかまったくわかりません。」

たしかに、語学はその学習の成果がなかなか見えにくいものです。成果を実感できないと、やる気が続きませんよね。その成果が実を結ぶ前にやめてしまう学習者が多いのはそのためです。

英会話スクールで子供たちに教える側であった私に言わせていただくと、子供たちの中に英語の芽が出始めているのに、そこでやめてしまうのは本当にもったいない!かといって、子供たちの学習の成果を目に見える形で親御さんにお伝えするのはなかなかむずかしい。そこで「動画撮影」の登場です!

「英会話教室」で学習の様子を動画に収めることは難しそうですが、自宅でのチャーピーとの学習の様子でしたら、誰の許可も必要ありませんし、簡単に始められますのでオススメします!

「動画撮影」の二つ目の効果は、今流行りの「タイムラプス勉強法」の効果に通ずるものがあるのですが、学習中に動画を撮影すると、「見られている」ことを意識して、「学習中はきちんとしよう」と自分なりに努力するようになる点です。この「意識」が「集中力」にもつながるようです。これは本当に意外な副次的効果でした。

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「ねえ、ちゃんと撮ってる?」と自ら撮影フレームを確認することも。

「聞く力」と「正しい発音」が身につく『ステップ1:コピーキャット』


前置きが長くなりましたが、まずはこのステップの実際の学習風景をご覧ください。

このムービーは、ノーカットで当日の学習の様子そのままをお届けしています。このときはレッスン開始から38回目だったのですが、回数を重ねるごとに「リスニング力」はもちろん、「聞いたまま発話する力」も身についてきました。

もちろん何度言い直しても、うまく発音できず、なかなかOKにならない日もあります。そういうときは、娘が自分なりに丁寧に発音できていれば、私が代わりに発音するようにしています。

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音声認識での学習を続けるコツ☝
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子供の声(特に低学年生の声)は高く響きやすいため、はっきりとした落ち着いた大人の発声の方が、音声認識エンジンで認識されやすい傾向にあります。何度もOKにならず意気消沈した心持ちでボソっと、あるいはやけになって声を張り上げるように発話したりすると、余計に認識されにくくなってしまいます。

「音声認識での学習」のポイントは、相手が「人ではない」ことを理解することだと思います。保護者の方が「英語で話す練習ができていればOK」くらいの余裕を持ってお子様の様子を見守ってあげられると、無理なく学習を継続できると思います。

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学習のヒントと工夫 -ステップ1-
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【1】 「パート1」と「パート2」は分けて学習すると、一回の学習量がちょうどよい。
【2】 「パート1」と「パート2」は選択できないため、「パート2」を学習する日には、「パート1」を保護者がやってあげても(英会話のとてもよいブラッシュアップになりますよ♪)。もちろん、「パート1」からお子様が学習すれば、前回のレッスンの復習にもなります。
【3】「なぞり書き」の練習は、お子様の様子を見ながら、興味を持ち始めたらやらせてあげるとよいと思います。(自発的に始める「なぞり書き」は、集中力が高まり、さらなる「リスニング力」の鍛錬になります。)

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トピック12のコピーキャット
左ページが「パート1」、右ページが「パート2」

「フレーズが定着」し「会話力」が身につく『ステップ2:スキット練習』


スキット練習は、「英文が読める場合」と「英文が読めない場合」とでは、やり方が異なります。小学1年生の娘の場合(アルファベットが多少読める程度で、英語の読み書きはまったくできません)、保護者のサポートが必要です。

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トピック14のスキット練習
「A」が学習者のパートです。

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学習のヒントと工夫 -ステップ2-
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こちらでは、「英文が読めない場合」に徐々に難易度を高める方法をご紹介します。
 
 - 「Aパート」を保護者が声に出して読む。保護者が読んだ英文を聞き、子供がチャーピーに向かって発話する。
★★ - 難易度1(星ひとつ)に慣れてきたら、「Aパート」の日本語を子供に読ませ、ヒントを出して子供自身から英文を引き出す。

例)What time is it?「何時ですか?」(トピック14)
保護者:「ここの日本語を読んでみて。」
子 供:「何時ですか?」
保護者:「時間を聞くときは何て言うんだった?そう!what timeだよね。What time is… そう!What time is it?」

★★★ - もともと英文が読めるお子様、または、難易度2(星ふたつ)に慣れてきたら、日本語を見ながら自分で考えさせて「Aパート」に挑戦させる。

また、スキットを最後まで終えた時点で、チャーピーとの会話についていくつか質問をして、会話の理解度をチェックしながら、復習をするのもオススメです。

例:トピック14
※かっこ内は、レッスンの際、実際に娘が返答した内容です。
● 午後3時は何の時間?(娘:「おやつの時間!」)
● おやつの時間は英語で何て言うんだっけ?(娘:”Snack time!”)
● 午後9時は何の時間?(娘:「おねんねの時間!」
● 寝る時間は英語で何て言うんだっけ?(娘:”Sleepy… [あくびのマネ])
● チャーピーはどんな風だった?(娘:”I’m sleepy! [あくびのマネ])

日本語で答えが返ったら、ヒントを出し、最終的には英語でも言えるように練習しましょう。もし初めから英語で答えられそうなら「英語で答えようね」と促します。

また、この質疑応答が終わってから、改めてもう一度同じスキットを練習すると、より理解が深まりフレーズが定着します。

0818_動画用レッスン (1).00_05_17_10.静止画002

“It’s bedtime! I’m very sleepy! (Yawning)”

「長文のリスニング練習」にもなる『ステップ3:スピーチ発表』


娘はこのステップが一番好きかもしれません。「今日はイラストの日!?」と毎回楽しみにしています。ここでいう「イラスト」とは、チャーピーのスピーチの内容を、簡単な絵として描き出したもののことです。

スピーチは学習が進むごとに文が多くなり、難易度が上がっていきます。低学年生のうちは、「発表する」ことを目標にせず、「スピーチを聞くことに慣れながら、言えるところを一緒に言ってみる」ことを目標にするとよいと思います。

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学習のヒントと工夫 -ステップ3-
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我が家では、イラストを描きながら、チャーピーのスピーチを5回くらい繰り返し聞いています。その間、娘はとてもリラックスしながら、学習を楽しんでいるようです。イラストを描きながらも、耳はしっかりチャーピーのスピーチを聞いていて、ところどころマネをしていますし、イラストを目で追いながら、私と一緒に一生懸命にスピーチの練習もしています。

画像5

画像は、「トピック10」の以下のスピーチをイラスト化したもの。
左が娘、右が私が描いたものです。

Hello! I'm Charpy. I am brown. I have two arms and two legs.
I like bananas very much. Yes! I'm a monkey! Bye!
(やあ!ぼくはチャーピー。ぼくは茶色。ぼくには腕が2本と足が2本あるよ。ぼくはバナナが大好き。そうさ!ぼくはサル!バイバイ!)

0731_Topic12_step3_2.00_05_27_21.静止画001

キャッキャ言いながら、楽しくスピーチ練習しています^^

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「リスニング教材」としても活用☝
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「スピーチ」は、「リスニング教材」にも適しています。一緒にイラストを描いたり、スピーチを練習したりする時間がないときには、チャーピーのスピーチを利用した『リスニング練習』がオススメです。

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トピック14のスピーチ

例:トピック14
※かっこ内は、レッスンの際、実際に娘が返答した内容です。
● チャーピーは何について話していた?(娘:「おやつの時間!Snack time!」
● チャーピーはおやつを何時に食べる?(娘:「Three! 3時!」)
● 何を食べるって言っていた?(娘:”Banana! Let’s eat banana!”)
● チャーピーはバナナが好き?(娘:”Yes, I do!”)
● Do you like bananas?(娘:”I like bananas very much!”)

ここでも、日本語で答えたら、英語でも何と言うか質問して、言えないようならヒントを出しながら「答え」を引き出してあげましょう。

編集後記


今回、日々のチャーピーとのレッスンで「工夫している点」を挙げていて、改めて再確認したことがあります。

語学の学習に相手(チャーピー)がいることの意味は本当に大きいものです。さらには、お母さんやお父さん(おじいちゃん、おばあちゃんも!)の学習への関わりもとても大きな意味を持つと思います。

子供の学習には、「できるだけ親の手のかからない教材」を選びたいものですよね。核家族の共働き世帯(我が家もそうです)では、特にその傾向が強いと思います。

そういう意味では、チャーピーは「手のかかる教材」かもしれません。ですが、語学の学習に親も一緒に関わることで得られるものは、想像をはるかに超えて大きいものです。実際に肌で感じた体験から、声を大にしてお伝えします。

というわけで、前回お約束した『みんなのチャーピー先生』のボーナストピック「トピック42」に収録されている「おまけコンテンツ(英語でじゃんけん)」については、次回ご紹介させていただければと思います。
(お伝えしたいことが多すぎて、予定よりも長文になってしまいました・・・)

IMG_2370.00_00_16_07.静止画001

45日目に「トピック16」まで終わりました。
虹がきれいに現れてきましたヨ!🌈

最後までお読みいただきありがとうございました。

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聞いて、しゃべって、英語大好き!英会話ロボット チャーピー

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