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☪月あかりと雪うさぎ 〜Lune et Lapin des Neiges リュヌ エト ラパン デ ネージュ〜
♢♢テーマイメージ♢♢
深く静かに雪を積もらせた雲は
いつの間にか風に連れられて消え去った。
澄み渡る夜空の下は一面の銀世界。
降り積もった粉雪が風に吹き上げられて
青く優しく輝く月光を弾き
星屑のようにきらめきながら宙を舞う。
前へ、前へ!
道無き滑らかな白銀に小さな軌跡を描き
進んでいくのは1羽の白兎。
高く、高く!
金色に輝く一等星に届けとばかりに
六花をまとって飛び跳ねる白兎。
雪月花ならぬ、雪月兎です(笑)(*´ω`*)
雪月花、あるいは月雪花(つきゆきはな)といえば詩歌などで美しい景物を表す言葉ですが、兎の場合は美しくも愛おしい景物という感じでしょうか。
兎モチーフは、跳びはねる動きから上昇・飛躍といった意味を持つそうです。
また、多産であることから繁栄・豊穣の意味もあるとか。
西欧であれば兎の足(ラビッツ・フット)がお守りとしてあるのだそうですよ。本物の兎の足を加工されているので、過程を考えるとちょっとドキドキしちゃいます…。
日本では、仏教思想のジャータカ(本生譚)が由来となり今昔物語にも収録された月の兎(月兎)の話もあり、古くから月の使者と言われ、ツキを呼ぶ・ツキを招く縁起物でもあるそうです。