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人生とは何だろう??

今回はただの所感です笑


突然ですが、みなさんにとって人生とは何ですか?
一人一人色んな答えがあると思います。
その人の意識が作り出すものなので、正解ももちろんありません。

私は学生時代まで「人生は修行の場」だと考えていました。
儒学者である熊沢蕃山の
『憂きことの なほこの上に 積もれかし
 限りある身の 力ためさん』
この和歌に支えられ
私の人生がこんなに辛いのは、私が乗り越えられる力を持ってるからなんだ、!!
と自分を奮い立たせて生きてきました。

こうでもしないと自分を支えることができなかったからです。

だから死ぬことはこの苦痛からの解放であり、真に自由になることなんだと思っていました。

でも、今この人生観を俯瞰してみると、実に悲観的だなあと思います。笑

当時の私は世間や常識に追い詰められていたので、詰められた先の狭い視野でしか物事を捉えられなかったんだと思います。

もっと思考は自由で良かったのです。

私のバイブルでもある夏目漱石の【三四郎】にこんな一節があります。

「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より……」でちょっと切ったが、三四郎の顔を見ると耳を傾けている。
「日本より頭の中のほうが広いでしょう」「とらわれちゃだめだ。いくら日本のためを思ったって贔屓ひいきの引き倒しになるばかりだ」
 この言葉を聞いた時、三四郎は真実に熊本を出たような心持ちがした。同時に熊本にいた時の自分は非常に卑怯ひきょうであったと悟った。

私の大好きな場面なのですが、
以前の私は三四郎のように井の中の蛙状態でした。
目の前の辛い現実に視界を遮られ、もう私の人生なんて惨めなものなんだと思考を止めてしまっていたのです。その方が楽だったのかもしれません。傷つく前に最初から自分で最悪の結果を予想しておくようなものです。

社会人になった今、私の人生観は全く違います。「人生とはどれだけ心を震わせる体験をできるか」だと考えています。

綺麗な夜空を見たとき
山頂から見る景色を眺めたとき
好きな音楽を聴いているとき

人それぞれ心が震える瞬間は違いますが、
何だか泣きそうになるほど感動することって
誰にでもあると思います。

そういう瞬間をどれだけ自分で生み出していけるかが豊かな人生を歩むかどうかのきっかけになるのではないでしょうか。

だからこそ、そこに他人と比較する必要は要らないのです。
幸せや感動の尺度はみんな違いますから。

勇気を出して自分の外に意識を向け、何か行動を起こす。その行動が静かな海に波風を立て、やがて周囲へ振動し大きな波を起こし、人生という海を楽しい方向へ動かすのだと思います。


もちろん腹立つことや悲しいことは付きものですから、それは仕方ないです。
むしろ、ずっと楽しい人生というのもそれはそれで味気ないかもしれません。
少しくらい刺激のある方が更に良い方向へ向かう原動力となるでしょう。

というわけで、ダラダラと書きましたが、私の人生観でした!^ ^

それではみなさんの今に幸あれ🍀

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