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💛諺シリーズ⑳(新曲紹介付き)💛 「握れば拳、開けば掌」


●握れば拳、開けば掌


類義語:夫婦は互いの気心、心は持ちよう、地獄極楽は心にあり など

英訳(一例):The value of the thing changes depending on how to think.

< 意味・由来 >
人間の手は固く握れば、他人を殴り、傷つける凶器となる。
しかし、開けば他人を撫でるための、柔らかい掌となる。

それと同じように、心持ち・状況によって、同じものでも全く違うものに変化する。
良いことに使えるような形態に変化することもあれば、悪いことに使うようなものに変化したりもする。


◆◆◆◆◆

今回の諺は、以下にご紹介する歌を聴き、ふと思い出した👇

「男の拳」 
歌:木村徹二
作詞・作曲:木村竜蔵


2024年7月9日にリリースされたばかりの新曲。
歌うのは、「竜鉄日記」という兄弟デュオで歌手活動し、現在ソロ歌手としてもご活躍中の木村徹二さん。

そして作詞・作曲の木村竜蔵さんは徹二さんのお兄さんで、彼ら二人の父は、演歌界の大御所・鳥羽一郎さん。

今年2月にリリースされた木村徹二さんのシングル「乱れ咲き」は、個人的に大いに勇気づけられる歌詞・メロディだったため、note にアカウントを作りたての時期にも、私は「乱れ咲き」への想いを綴った。

今回はその「乱れ咲き」に、「男の拳」「ハマナスの眠り唄 ~アコースティック ver.」(作詞:内館牧子、作曲:三木たかし、編曲:矢田部正)の2曲が加わり、特別盤としてリリースされた。



🎵………シングル曲「乱れ咲き」に関する記事はこちらから👇


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さて、タイトルにもなっているこの歌の最重要キーワード、「拳」。

歌詞全体に説得力が漲る、素晴らしい作品だが、とりわけリピートして歌われる
『拳は相手に向けるものじゃない』

この一節に感動し、胸が震えた。

そして、この奥深い詞にさらなる説得力を与えるのが、壮大かつ繊細なメロディ。

「拳は」からのサビの部分は、固く握りしめた拳がそっと開き、温かく柔らかい掌の形に変化するかのように、メロディも柔らかく広がっていく。

今春は「乱れ咲き」にも大いに励まされた私だが、今回の「男の拳」にはさらなる深い感動に包まれた。

どんなに理不尽な出来事に傷ついても、手を固く握りしめ、拳を作って憎い相手にぶつけるのではなく、愛する人の心を包み、温め、そっと撫でる……

自分の手をそんなふうに使っていけたらなぁ、と思う。

私のことを全力で護ろうとしてくれる誰かが現れたとしても、その人には
「拳で闘おうとせず、血の通った温かい掌で愛を伝えて」
と伝えられるようになりたい。

ただし、自分の心を自分で護るためにはこの歌にもある通り、固い「決意の拳」を作ることも大事。

それは言い換えれば、
自分の心を健やかに護ることで、愛する人の心にも良い影響を与えようとする、「優しさの拳」。

愛する誰かが傷つき、心を頑なにしている時。

そっと包み込んで解いてあげられるような「温かく優しい拳」を、自分の胸に添える。

そして必要な時はいつでもその拳を開いて、愛する人の心を抱擁できる掌へと、形を変える。

そんな心の手を持ちたいものだ。

ともあれ、こんな素晴らしい気づき・感動をもたらしてくれる一曲と出逢えたことも、私にとっては大きな奇跡。

「温かく優しい拳」
「そっと開く掌」



私の胸の中で、これから大切に育んでいきたい。





本日の記事は以上です。
ここまでお読みくださり、ありがとうございましたm(__)m






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