💛諺シリーズ⑬💛「笑いは百薬の長」
● 笑いは百薬の長
類義語：笑いは人の薬、笑う門には福来る、笑って損した者なし、など
対義語：なし
英訳：Laughter is the best medicine.
意味：適度な笑いは人の心や身体に健康効果をもたらす
◆◆◆◆◆
今回の諺シリーズ⑬は、先日投稿した「自分観察日記」👇の続編的な内容。
「こんな人とは良好な関係が長続きする」という気づきをベースに、「笑いは百薬の長」という諺について少々考察してみたい。
◆笑いの効能と注意点◆
アメリカの心理学者、ウィリアム・ウェールズは、「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」という言葉を残している。
特に可笑しい出来事や、ウケを狙って創られるコント・パロディ作品などに触れずとも、日常生活の中で笑みを浮かべながら人と接する、楽しいことをイメージしながら笑顔で家事・仕事をこなす、といった行動が幸福感をもたらす、と説いているのだ。
実際に調べてみると、笑顔でいることによって期待できる健康効果は多岐に亘る。
✅前頭前野の血流アップにより、脳が活性化
（嬉しい・楽しいなどの感情は伴っていなくても表情を笑顔にするだけでこの効果は期待できる）
✅ストレスの軽減（ストレス対応ホルモンのコルチゾール過剰分泌を抑制）
✅免疫力の鍵となる、ナチュラルキラー細胞（NK細胞）が活性化
✅血圧・血糖値を下げる効果
✅若見え効果（不機嫌な顔や無表情な状態よりも若い印象を与える）
このほかにも、エンドルフィンやドーパミンといった、多幸感をもたらす脳内化学物質が分泌され、うつ病などのメンタル疾患予防に効果的、との情報もある。
ただし、注意しないといけないことがある。
上述の通り、意識的に笑顔を作ることには様々な健康効果が期待できるが、他人の機嫌をとるための「作り笑い」や、苦手な相手に媚びるための「愛想笑い」などは、かえってストレスを増大させ、健康を損なう可能性があるということ。
すなわち、「やせ我慢を伴う作り笑顔」は良くない。
私自身、その「やせ我慢を伴う作り笑顔」になっているシチュエーションを思い浮かべると、劣等感をぶつけてくる相手に対してつい、ご機嫌取りみたいな笑顔を作ってしまうことが多い。
これが脳疲労につながり、やがてその相手とは距離を置く、という結論に終着する。
翻り、自然な笑顔で向き合える人とは、その関係が破綻することはない。
また、日常生活の中で私はジョークを飛ばしたり、大喜利的なお笑いの場に参加するのも大好き。
だから、そのノリに付き合ってくれるユニークな人たちとはやはり無理のない、適度な距離感での良好な関係が続く。
さらに、言行一致型の人とも信頼関係が結びやすく、常に無理のない笑顔で接することができるから、親しい関係をキープできる。
至極当然な話だが、言っていることとやっていることに大きな乖離がある人や、約束事を平気で破るような人、裏表の激しい人などに対しては、自然な笑顔を見せることができず、硬直した表情で接していくことになる。
それは自分の健康を損なうだけでなく、周囲で見守っている人たちの表情まで硬直させてしまい、ストレスを与える原因になりかねない。
このように考えると、自分や他人を癒す効果のある「自然な笑顔」を作る上では、心から信頼できる人と良好な関係を築く、ということも非常に重要といえるのではないだろうか。
◆笑いの絶えない自分づくりを目指して◆
かつてさまざまな不幸に見舞われ、身も心もすり減らしていた時代の私は、そばに心から信頼できる相手が一人もいなかった。
だから、ほとんど笑わない日常が続いていた。
しかし、頭のどこかではそれがとてもまずいことだとわかっていたし（メタ認知というものだろうか）、セルフネグレクトに繋がっているという自覚があった。
だからある日、「信頼して自己開示できる人」を探すための勇気を出した。
元々はユニークなことが大好きで、知的好奇心旺盛な自分を救済するための航海に、船出することにしたのだ。
その航海の最中、いろんな人と出会い、別れもしたが、長い交際に発展するような「信頼できる人」とも出会うことができた。
そして長く忘れかけていた、自分らしい笑顔を取り戻すことができた。
今では積極的に自分から周りの人たちを笑いの渦に巻き込む側になってきている私だが（笑）、その功徳なのか、人との出会いにしても、物との出会いにしても、最近は願ってもない良縁が続々と舞い込んでくるようになってきた。
ともあれ、「笑顔は百薬の長」と心得て、日々笑顔を絶やさず過ごす。
残りの人生、このことを忘れず、愛する人たちへの感謝の笑みを湛えながら生きて参りたい。
本日の記事は以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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