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【自己紹介】自分の強迫性障害について

部屋の電気はちゃんと切れているのか?

エアコンの電源は本当に切れているのか?

洗面台の蛇口は確実に閉まっているのか?

ドアの鍵は確かに閉まっているのか?


毎日毎日、これらの難解な確認ミッションを乗り越えなければならない。

そんなの簡単に確認できるじゃないかと思った人は正常だ。
僕も本当は簡単だということは分かっている。

分かっているけど、僕の感情は理解してくれない。
指差し呼称を繰り返して、走ったら間に合うギリギリの時間まで確認を続けて、解消し切れないモヤモヤを抱えながら家を出る。調子が悪い時は、結局間に合う時間には家から出れず、集合に遅れる連絡を入れる。

そんな毎日だ。
そんな毎日だけど、うまくやってきたと思う。
それなりの人間関係を築き、勉強もそれなりに頑張って、それなりのキャリアを積んできた。障害のことも伝えておきたい人にはちゃんと伝えられたし、理解もしてもらえた。

だけど、最近うまくいかなくなってきた。

強迫性障害を抱える僕は「絶対」や「一生」という言葉に弱い。
一度決めたら絶対に変更はできない、一度逃したら一生確認できない。
僕は、過去に起きた、もしくは未来に対する、色んな「絶対」や「一生」にまつわる不安をいつも抱えている。

そして、その思考から逃げるために他のことで頭をいっぱいにしている。
常に音楽を聴いて、色んな勉強をして、ニュースを見て。
そうしないと、さまざまな不安が僕を飲み込んでしまうから。

でも、それは諸刃の剣だったのだ。
25歳になって、社会人2年目になって、僕は初めて壊れた。

今までも障害で大変なことはあったけど、なんとかなってきた。
ただ、急に感情を制御できなくなってしまったのだ。
突然考えたくもない思考に取り憑かれて、不安でいっぱいになって、呼吸がうまくできなくなって、体が勝手に動いて、他のことは何もできなくなって。
そんなことが続くようになってしまった。

こうなるきっかけは色々あったと思う。それら全部から逃げて、頭の中を情報でいっぱいにしていたのが、限界を迎えたのだ。

今は精神科に通い、薬も飲んで、ある程度は落ち着いている。
仕事もしばらくは休暇をもらったけど、今は復帰している。
でも、やっぱりダメな時はダメだ。
仕事中に発作が出て、何回か早退したこともある。

色んな過去を精算して、現在の自分と向き合って、障害を乗り越える未来を考える。そんな記録を、このnoteに残していきたいと思う。




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