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勲章が欲しい?

 秋の受勲シーズン。マスメディアが今秋の受勲人数とその内上位の勲章を受けた方は誰それと発表する。勲章には全く縁のない小市民なのだが、一体どんな方が対象なのかのぞき見してみる。

 多くの公職にあった方や大会社の社長であった方がずらりと並び、壮観ではある。勲章を貰った方はそれなりに嬉しいだろうし、70を超え社会貢献を果たしたお年寄り方には何よりのプレゼントであるとは思う。

 しかしこの制度本当に必要だろうか?受勲された方を見る限り社会的地位にあるか公務員を長く勤めた方が中心で、選ぶ側も近い将来受勲対象となる方が多いのではないだろうか?そうなると誰も制度としてやめようとは思わないだろう。かくして制度は続く。

 間接的に聞いた話だが、ある企業が不祥事で摘発されたところ、その企業のトップの方が、
「在籍中に不祥事があると、受勲対象から外される。俺の勲章はどうなるんだ!」
と怒ったそうだ。ありそうな話だが。

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