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保育士養成危うし

 朝日の「私の視点」の関西国際大学長の話が気になった。文科省が家計の苦しい家庭へ修学支援金制度の拡充を検討中。但し、対象を大学・短大で定員充足率8割以上に限定する方向であるという。

 ところが学長のお話によると、多くの保育士を養成する大学・短大が8割未満だという。昨今、保育士が多忙で低賃金、しかもクレーム等にさらされることも多く、志望者が減っているのが理由とのこと。少子化対策の肝になる保育士養成がピンチとは。

 保育士の待遇改善と養成機関の保護策が急務と思われる。しかしそれだけではこの仕事に就く方を確保することは出来ない。社会として保育士という仕事に対するリスペクトの改善(これは何の職業にでも当てはまるが、)が必要と思うが、中々難しい。

 お金を出すことだけが少子化対策ではない。子供を育てる機運と仕組みが機能しないと、子供を持つ人は増えない。ここはこども家庭庁に頑張ってもらいたいところだが。

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