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古い橋やトンネル、大丈夫?

 先日の日経記事によると、2040年に建設から半世紀以上経過する施設は橋梁で75%、トンネルで53%あるが、23年末で橋梁の61%、トンネルの47%は未修繕だという。

 にもかかわらず土木費は93年のピークから43%減。インフラ整備の技術系職員もどんどん減っていて、市町村のうち25%は技術系ゼロだという。

 予算については福祉関係の予算は高齢化の為増える傾向にあるが、なかなか土木まで予算が回らない。しかも修繕という後ろ向きの予算は表面に出にくいし、票に結びつかないので後回しにされる。このままいくと、事故につながる危険も出てくると思うのだが、危険が生じている橋やトンネルを調査する人材も足りない。

 今公共の費用は色々なところで不足が生じているのでここまで考える余地は少ない。私はここに書くしか出来ないが、次の世代・もっと先を踏まえて、長期修繕に対する視野を持った人材を養わないと将来が大変だと感じる。



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