見出し画像

52 私は生きてるから

その日の気持ちを、LINEのメモに綴っていた。


赤のマーブルガラス。
それは分骨用の瓶。

遺骨をそばに持っておくことができると聞いて、
ネットで探し出したガラス瓶。


黄色は姉で、赤は私。

秋の光を受けて、綺麗に反射する。

こんなに綺麗な瓶を、事前に準備する苦しさ。

でもきっと、これはありがたいこと。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?