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人気者になるのは簡単だが、その次の持続がめっちゃキツいっていう「ガチめ」のインフルエンサー・マーケティング論。



有名人だらけの現代では、むしろ消えないヒカキンの方がすげーよねって思うわけで、彼のスゴみはむしろ消えないことを維持する力な気がする。

 有名になるなと言っているのではなくて、ヒカキンみたいに生き残るのは難しいし、人気や実力を継続する難しさをどうするか?が本当にすげーインフルエンサーかどうかの鍵じゃねーかなって話。

「どう有名になるのか?」と「どう強度よく簡単にするのか?」がかなり重要な気がする。

 こんなにたくさん有名人がたくさんいるのに、うごくちゃんレベルですら、カオスフォレストメンバーですらほとんど知らなかったし、視聴者の反応もそうだった。ただ「どっかの有名人が亡くなった!」という事実に反応しているだけであって、カオスフォレストをやるまではあんなに登録者が多いマナル隊やにじさんじですら知らない人々は多そうだし、というよりも、カオスフォレストメンバーはいまだににじさんじを知らないままでいる気がしている(もちろんうごくちゃんのように、いっそのことファンを定めて、そこでエッジを効かせていく方向もありはありだ。ただ表面的な登録者50万人よりも、彼女の場合はいつもいるコメント欄の方こそ重要な層だった気がするんだよね)。

 いくらなんでも有名人であるというのは過大評価であって、実態は、同じ人間同士で群れているだけであって、SNSネイティブはその力に長けているけど、実質の力かつ層が厚いのは老人たちであって、バブルっているような気がしちゃう。

 となると、「有名人になるのか?」と「ただ哲学を言い放つだけの強度」ぐらいでは、中身が本当にあるのか?というのは、難しいような気がする。

 別に有名人にもなりたくないし、哲学を言いまくるのが悪いわけではない。ただぴよぴーよ速報や哲学入門チャンネルが本当に哲学のシーンを変えているのか!?というと、一過性のような気がしちゃう。いや、個別の感情とは分けてね。

 となると、有名人になることをただ目指すのも、ただ哲学を言い放つのも、コップの嵐かもしれない。縁が切れていいから、どう「らしさ」という「エモさ」を打ち出していくか?が本当のインフルエンサーな気がしている。インフルエンザーなコロナウイルスが皮肉にも一番SNSで有名になっちゃう時代だしね。

 本当に大事なことは、どうベタにミディアミックス、かつ他世代に耐え得る、多様的な発想のコンテンツを打ち出していくことではないだろうか?

 目先の100、1000人、そして、熱狂的すぎる信者、彼ら彼女らは、2、3年後には消えているし、忘れている。そうならないためにも、グサっと残って、どんな時代にも最高に勝つんじゃあなくて、「最悪に負けない」ことが大事な気がしている。

 そんなベタな速度が一番大事な気がしている。ずずず〜…。あったかいカプチーノをすすりながら、そう打ち込んだ。

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