ブルガリア人のワイルドすぎる優しさ
『Отворете!! (開いたよ)』
両手にハンマーとドライバーを持った警備のおっちゃんが、最高の笑顔でぶっ壊したドアの前に立っていました。
朝1番の呼吸器内科の病棟実習。
いつも実習の時に荷物を置く講義室にその日も荷物を置いていまいた。
実習が終わり、荷物を回収して帰ろうと、講義室のドアを開けようとするも開かない!!
鍵が閉められてる!!!
すぐに警備のおっちゃんに事情を説明し、鍵を開けてくれるように頼みました。しかし、残念な事に、警備のおっちゃんが持ってきた鍵でドアが開くことはありませんでした。
おっちゃんが他の人に聞いてくれた話だと、朝カンファレンスでその講義室が使われて、誰かが鍵を閉めてそのまま鍵も持って行ってしまったよう。
その人が鍵戻しに来るまで帰れないってこと…?
不安になってきた。
『ちょっと待ってみますね。』
しょうがないのでロビーの椅子に座って待つことにしました。
そんな私を見て、警備のおっちゃんは気まずそうな顔でその場を行ったり来たりしていました。
ロビーの椅子に座って待つ事45分。
警備のおっちゃんが、ロビーにいる私までドアが開いた事を伝えに来てくれて、急いで講義室に向かいました。
講義室に駆けつけて見たものがあれ。
壊された鍵を見て自分がどれだけ迷惑をかけたか悟りました。
鍵とドアノブの付け替える費用は弁償する事を伝えると…
『このへしゃげた部分をハンマーで伸ばしてまた使うから大丈夫だよ!』
OMG!!!
ブルガリア人の優しさワイルド過ぎだよ!
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