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ブルガリアに戻りたいと思った日のこと

いまだに、暇な時にブルガリア時代の写真を見返しています。写真をスクロールしていると、初心を思い出すというか、元気が出てくるんですよね。

振り返ってみるとブルガリアのプレヴェンっていうど田舎は、私の肌に合っていたと思います。

時間の流れのゆっくりさとか、いろんな事が適当だけどちゃんと物事がまわっている感じだとか。不便さの中に生活の工夫が生まれたり、生活や行動に選択肢が減ったおかげで、現状に満足する心を持つ事ができていた気がします。

なにより、自分が日本人としての行動とかモラルを強いられないっていうのがよかったです。何に縛られる事なく、ありのままの自分で生きることができたって経験って、本当に貴重だったと思います。

日本での生活は、共通の言語を持っていることや、ある程度、個人個人の価値観が理解できること、自分も理解されやすいから楽といえば楽。ただ、都市部での生活は本当に忙しくて、他人から求められるもの期待されることが多いし、生活や行動に選択肢が増えたけど満足感を得ることができなくなった。選択肢がある分、何も選択しないことにものすごく罪悪感を感じる。プレヴェンでの休日なんか、何もしないでぼーっとしたり、漫画読んだりゲームしたりしててもちっとも罪悪感なんてわかなかったのに。だって、娯楽なんて公園散歩かカフェでお茶するかボーリング、映画くらいしかないもん。今じゃ休日に家で過ごしていると何かしなきゃって急き立てられる気持ちになる。私はこれでいいのかみたいなさ。

意外に何もしなかったり、ゆっくり過ごす時間が人生を豊かにするのではないかと最近思う。

ま、仕事が忙しすぎるので1ヶ月くらい休みくださいって事です。

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