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はじめの一歩 カルダモンロール

ベーカリー uneclef 東京・豪徳寺

––– 直感で食べるものを選ぶこと
その行為そのものがこんなに楽しいとは –––

この日は珍しく何も考えたくない気分
昨夜思いついたパン屋巡りをしよう。


お昼前に起きて
趣味のロードバイクを組み立てて

家を出たのが12時ごろ

最初の目的地は豪徳寺駅近くのベーカリー

uneclef(ユヌクレ)

やっとのことで近くまでたどり着いてナビを終了する。

お店の外まですごい行列
ほんのりパンの香り
看板を見なくてもここだと分かった。

並んでる間に口コミで人気のパンを調べはじめて手を止めた。


わたしこの前「事前リサーチするのはもうやめよう」って決めたばっかりじゃん!


平野紗季子さんのエッセイ本『生まれた時からアルデンテ』を読んで、事前リサーチは初めて味わった時の感動が薄れてしまうと知った私。

自分の目で見て、自分のフィーリングだけを頼りに、その時の気分に一番マッチしたものを食べていこうと決めたのだ。

店内に入る

うわ〜(目キラキラ)

食べてみたいパンがどっさり

でもこの日の手持ちは2000円。

もう一件行く予定だったからここでは1000円しか使えない。


うわ〜(心ウキウキ)

駄菓子屋で300円分のお菓子を厳選する子どもみたいな気持ち。

スイートポテトおいしそう。でも380円はちょっと高い。
リンゴとイチジクのスコーンもおいしそう。でもちょっと小さいかな。
なんて考えてたら

焼きたてパンの登場
『カルダモンロール』

つやつやしててあったかそう。


でもカルダモンって?紅茶の茶葉の一種かな?程度の知識しか持ち合わせてないのに買ってしまった。

(この知識も誤っていたので結局何の知識も持ち合わせていなかった。)

即決。


これが焼きたてパンの威力。
どんなパンもおいしさ5割くらい増しそう。

自転車でちょっと行ったところの
児童公園のベンチでピクニック。

ぱくっ


うわ〜カルダモンだ!ってなった。

カルダモンが何かも知らないくせに。


シナモンロールのややぴりっとした感強めバージョンって感じ。


底はバターがたっぷりでデニッシュっぽくなってるのもまた◎

気づけばおいしいってことしか考えていないまま完食。


帰り道にカルダモンで検索。


香辛料だった。

どうりでぴりっとしたわけだ。


直感で食べるものを選ぶこと
その行為そのものがこんなに楽しいとは

私のはじめの一歩はこのカルダモンロール

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