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第一子誕生。そして変わる優先順位。

待ちに待った、産休入り。
仕事のストレスはなくなり
出産までのカウントダウン。

赤ちゃんを迎えるための準備を揃えるなど
忙しい日々。

そして 赤ちゃんのことに集中したいけど
少し帰りが遅いだけで
またパチンコか?と疑う日々。

でも仕事をしていない分、
連絡をマメにとったり
休みの日も、必ず一緒にいたため
ある意味、監視できていました。

そして息子誕生

出産は私の人生の中での一大イベントでした。 
今まで感じたことのない幸福感を与えてくれるものでした。
爪の先や髪の毛の先、もう活動していないはずの細胞までもが
一つ一つ「幸せー」って叫んでいるよう
な。
あの経験は一生ものだなって思えるくらい。
大変だったけど
「生まれてきてくれて、ありがとう」って
心の底から湧き出る気持ちは今でも思い出されるほどです。

彼も、泣いていた。
自分の感情を表現するのが苦手だと思っていた彼が
泣きながら私に「ありがとう」と言いました。

退院してからは
夜泣きをする息子を一生懸命あやしたり
(全然泣き止まないけど、意地になって抱っこしてた)
ミルクあげたり
汚物苦手だけど、一生懸命オムツ変えたり
お風呂入れたり
育メンパパに変身。

でも、それも長くは続かないのです。
コソコソ、私の財布からお金を抜き取るのが数回。

私の中で変わる優先順位

その時の私は、
子供という一番大切な存在が出来て
優先順位が変わっていました。

育児には時間も労力もかかる。
24時間子供に付きっきりの状態。
一人目の慣れない育児に悪戦苦闘していた私は

出産前ほど、一回一回の彼のパチンコの問題に
向き合えなくなっていました。

彼自身もパチンコの問題がある度に
謝罪の言葉はあるけど
一晩眠れば、ケロッとして
無かったかのように振舞う。

以前に比べ、治療に前向きな姿勢はなくなっていました。


そんな様に、私は毎回イライラするようになっていました。
父親になっておきながら何をやっているんだと
自分との親としての自覚の違いを感じるようになります。

スリップ(一回パチンコを辞めていても、またやってしまうこと)
については 理解しているけど
自助グループのミーティングに参加するように促しても
彼自身が行かないのであれば、どうしたらいいのか?

あんなにミーティングに意欲的だった彼は
気付けば、もういなくなっていました。

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