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グループミーティングに参加。私、相談相手を誰にするかも葛藤。

グループミーティングに参加



グループミーティングの開催は
定期的に行われており
検索すると、予定も分かるようになっていました。

割と、都会に近いビルの一室が
我が家から一番近い会場です。

会場に入ると、クラっとするような独特な匂い。
看護学生の頃、実習先の精神科の病棟で
気分の悪くなった匂い。
あの、充満していた匂いと
同じ匂いがしました。

すぐに係の方から声かけがありました。
係の方もギャンブル依存症者だそう。

挨拶をするやいなや
私たち2人を見て
「旦那さんの方ですね。何となく分かってしまうんです」と。

自助グループでは
年齢・性別さまざまな人達が集まっています。
見た目は20代前半~60歳代くらい?

30名位参加していて
思ってたより参加者多いなーと思いました。

参加している人たちの中には
いかにも、生活に困っていそうな見た目の人から
スーツを着たサラリーマン風の人や
可愛らしい女性もいて。

こんなに普通の人たちが
ギャンブル依存症に苦しんでいるんだなーと

ドキュメンタリー番組を観ているような。
この時はまだ、
どこか他人事のように思っていました。

ニックネームで参加でき
個人情報は一切話す必要はありません。

そして、自由に席に座りミーティングが行われます。

ミーティングでは、
一つのテーマについて、順に発言していきます。

ミーティングで知り得た情報は秘密を厳守するのが決まりです。
誰がどんなことを発言しようとも
受け入れられ、分かち合うのが前提です。

私がともに参加した時のテーマは
「ギャンブルで失ったもの」でした。

それぞれが思いのままに
家族やお金、信用など失ったものについて
自由に発言していました。

彼も、ニックネームで参加しました。

彼は、家族の信用を無くしてしまっているので
その信用を取り返したいというような内容を発言しました。

係の方から、私に
「奥さんは何か言いたいことはありませんか?」
と問われたので
思わず、「ありません」とだけ答えました。

間に休憩がとられます。

すでに参加者の中では
仲の良いグループが出来ているようで

各自お菓子や飲み物を自由にとりながら
和気あいあいと話しをしていました。

転校生みたいな感じで
これは、しばらく 慣れるまで通うのしんどいかもなーと
心の中で思ったけど
ここに通い続けるしか方法はないんだから
通ってもらわないと困る!

迷惑かけられている分
この位は乗り越えてもらわないと。

そう思っていると
溶け込めずポツンと座っている私達に
係の人が話しかけてくれました。

係の人は言います。
ここで、仲間とともに分かち合うことが
ギャンブル依存を日々乗り越える為に必要だということ。
ミーティングでは話すも話さないのも自由。
話さなくても良いから、顔を出して欲しい。
一定期間、ギャンブルを断っている仲間をお祝いすることもある。
スリップ(ギャンブルを断っていても一時的にギャンブルをしてしまうこと)しても、
認めてもらえる場。
だから、安心して通ってほしいと。


私に対しても
家族対象のミーティングもあるから
機会があれば参加どうですか? と声をかけられました。

もちろん、家族対象のミーティングが行われているのは知っていました。
すでに問い合わせていました。
でも、妊婦でフルタイム勤務していて
休みの日は本っ当に貴重だった私にとって
かなりハードルの高いことでした。

まずは彼自身が 取り組んでもらわないと困る!!
とも思っていました。

誰かに相談したい。でも、、、

正直なところ
もうすでに
一人で彼のギャンブル依存症の問題を抱えることが
しんどくて、しんどくて。

誰か、相談できる人が欲しかった。

でも、友達には こないだ結婚したばかりで
すぐに妊娠も分かって あんなにお祝いして貰っていたのに

こんなにすぐ
実は○○くんギャンブル依存症だった・・・
嘘つく病気で
すでにいっぱい嘘つかれてた。

結婚指輪も質屋に出されてさー。
取りに行く気も失せたよー。

なんて、自分が大切にされていないような気がして
惨めで
恥ずかしくて
言えない。


職場では、変な噂をすぐ立てられそうだから
絶対に言いたくない。

私の父は既に他界していたけど
田舎で一人暮らしをしている母には
結婚して
やっと安心させられたと思っていた。だから
心配かけたくなかった。

兄弟もあんなに祝ってくれて
私の家族になんて絶対に言えない。

でも 身近な人に話を聞いてほしくて。
私が選んだのは義理の母でした。

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