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留学を通して、他者を受け入れて自分を受け入れた。

人生の中で大きく環境が変わったときは、いつか?と問われれば、間違いなく留学の経験があげられる。大学生の時に休学して、ミャンマーで1年間留学した。正確には、現地の日系企業で長期インターンを経験した。
この度、同じく海外留学してた友人と話す機会もあってので、noteでもまとめようと思う。友人はスペインに1年間留学。なんと、現地の大学生と同じ授業をスペイン語で受けていたらしい。
そんな友人と話す中で感じた「留学してよかったこと」についてまとめる。

■留学してよかったこと
①”客”ではなく、”現地の人”としてその国を体験できる
観光はめちゃくちゃ好きなのでだが、どうしても1週間程度の旅行では世界遺産を観たり、話題のスポットを巡る旅に終始してしまいがち。いわゆるお客さんとして、その国を体験することになる。食事も旅行雑誌に載っている店や、外国人向けのお店で食べることになる。
長期滞在していると、現地の友人もできるし、deepな体験ができる。例えば、ミャンマー人と映画を観に行ったり、結婚式に参加してみたり、お寺に行ったり等だ。また、私は現地の人と同じ寮に住んでいたので、一緒に桶で洗濯したり(寮に洗濯機がなかった)、よくご飯も食べに行っていた。
現地の人の家に行って、日本との違いに驚愕した経験もした。日本と比べると小さいくて古めかしく、本当に人が住んでいるのかと思ってしまった。

②語学習得
これはいわずもがな、かもしれないが、語学は現地の方が習得できる。
単純な話だが、語学を実際に使う機会があふれているから。日本だと学習しても使う機会が少ないことが多い(もちろん努力次第で増やせる)。私の場合、ある友人に聞いた表現を他の友人に試しに使ったり、飲食店等で知らない人に話しかけて、とにかく実践機会を増やした。また、SNSにも投稿してすぐフィードバック受けれるようにしていた。語学の高速PDCAを回す機会があるし、モチベーションも維持しやすい環境。

そして、何より伝わるとめっちゃ嬉しい!!これが最強のモチベーション!

③他者の違いを受け入れるようになれる
海外に行くと、日本と違う点を感じる場面が多くある。
・人種
ミャンマーでは色々な人がいた。人種の面でもビルマ系、インド系、中華系、イスラム系など多岐にわたる。
・宗教
ミャンマーでは圧倒的大多数が仏教徒なのだが、日本から来た私は宗教を肌で感じる場面に数多く遭遇した。日本では、多くの方は宗教を意識する場面は少ないのではないだろうか。むしろ、少しタブーな話題になっている。仏教が盛んな国なので、都市に金ぴかの仏塔はあるし、お坊さんは尊敬されまくっているし、みんなお寺行くし、会社にお坊さん読んで説法をしてもらう、お坊さんに寄付する、等々。
因みに、Charity Aid Foundationという団体が毎年公表しているランキングで、ミャンマー世界1位の寄付国になっている。
日本ではお坊さんの話聞く?とか考えもしなかったが、ミャンマーでは当たり前に根付いているし、文化・国が違えばアタリマエの基準なんてどうとでも変わるなと思った。
・服装
ミャンマーでは、ロンジーという民族衣装(巻スカート?)を着てる人も結構いて、そういう文化が残っているのもいいなと。
・映画
ミャンマーの映画では上映中にめっちゃゲラゲラ笑います(笑)静かにしてなくてもOK。
上映前に国歌が流されたり、映画からも違いを感じる。
・その他
時間にルーズな人が多かった気がする。これはむしろ日本が真面目過ぎるのか?(笑) 逆に、日本人はovertime残業が多い、と言われていた(笑)ミャンマーの人は時間ギリギリに来て、定時ピッタリに帰宅していた。付随して、家族をめっちゃくちゃ大事にする。家族を養うために自分より若い子が働いて一家を支えていた。
最初は苛立っていてこともあってが、だんだん慣れてきたし、そもそもどっちが正解なんてないんだろうなと思ってきた。

■まとめ〜受け入れたの自分のこと?
文化、人種、考えなどが異なる人が実際にいるということを身をもって体験できたし、それを受け入れることができたのは大きな経験。他者の違いを受け入れることで、自分自身も受け入れられるようになった気がする。
日本では同調圧力が強いと言われ、人と違うことをあまりしない文化が強い、私自身もそれまでそうだった。特に小・中学校は周りに嫌われないようにおとなしくしていた。
ただ、留学を通して周りと違ってもいいや、というマインドを持てたのが一番の収穫だったのかもしれない。

だから、留学をおすすめです。
それではしめます。アディオ―ス!





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