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島4/10 サント・アンタン(1)

昔から旅行好きなので、色々な国と場所を訪れてきましたが、
これまでの人生の中で一番素敵と言っても過言ではない!場所でした。



船でしか訪れることのできないサント・アンタン(Santo Antão)島。
サオ・ビセンテのミンデロから1時間。アフリカの最西端に位置します。

今回は、水曜日の仕事終わりにミンデロに飛び、ミンデロで1泊。
翌日木曜日の昼過ぎの船でセント・アンタン島の玄関口、ポルト・ノボへ。2箇所のホテルに2泊ずつ、計4泊し、日曜日の朝の船でミンデロに戻り、そのまま飛行機で私たちが住むプライアに戻ってきました。

元々、島の真ん中を走る昔からの道が1本通るだけだったサント・アンタン島。7年かけて島の海沿いを回るように舗装道路が整備され、びっくりするくらい車でのアクセスが快適に。


最初の2泊は、Cha de Igrejaという場所にある、最近オープンしたばかりのEco Villageに宿泊。どうも、この"Eco Village"というものが最近流行っているらしく、要は環境に最大限配慮された宿泊施設。



基本的に、ヨーロッパ、特にフランスから、ハイキングを目当てに旅行に訪れる人が多いため、赤ちゃん連れが来ることは想定されておらず、海に面した安全柵のない崖に向かって走っていくたろうに何度もヒヤヒヤしたものの、周りに建物もなく、とにかく美しいロケーション。
到着が夕方だったので、夕ご飯まで早速プールに。

次の日からは、早速我々もハイキングを!
ハイキングその1。ホテルを出発し、Ponta do Solを目指してひたすら歩く。

どうしたことか、食あたりをすることがほとんどないはずの私が、どこかの食事でやられ、夜は嘔吐、朝食もあまり食べられず…と絶不調の中でのスタート。

だんなからは、「今日のハイキングはだいたい8kmくらいで、なだらか」と聞いており、なだらかなら大丈夫か…と重たい身体に鞭を打ちスタート。そして、20分ほど歩くとコースのスタート地点に。

そこで見たのは、なんと、この看板。
ポルトガル語ができない私でも読めますよ。
この終わりなきアップダウンの繰り返しと、距離15.6kmの文字。(涙)

だんな氏、アメリカ人なので、距離の話になるとたまにマイルとキロが混同して適当になるんだった…。

本当にこういうやらかし、勘弁してほしい。

私に散々文句を言われながら、荷物とたろうを背負ってのハイキング。さぞかし大変だっただろうに。けれども夫婦揃って根っからの負けず嫌い。一度始めた手前、引き戻るという選択肢はない。登っては下り…を繰り返す。
それにしても、大自然の中のハイキング。体は辛いけれども、終始絶景。

海沿いをひたすら歩き、中間地点を超えたところで、山の中に。ここから、徒歩でしか辿り着くことのできない村へ。

見えてきた。
Spain語版のNational Geographicで、”世界で最も美しい景色が望める場所”第2位にも選ばれた、フォンテイニャス(Fontainhas)。




まさか、こんなところに人が住んでるなんて。

村を通り抜け、また海沿いの道へ。


朝9時頃出発し、都度休憩を挟みながら、16時半頃にやっと目的地に到着。
事前にお願いしていた運転手さんに迎えにきてもらい、1時間かけてホテルに戻りました。


くたくた。
でも、まだ続きます。サント・アンタンでのハイキングの旅。(続)


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