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カーボベルデ到着


アフリカ初上陸。

コロナの影響で、飛行機は選べるほど飛んでおらず、フライトはリズボン経由で夜便。上空から見えるのは...え、人住んでるかな?という程度の灯り。空港も、「国際空港」とは名だけ。小さい。そして、無秩序。
大丈夫かな...私、2年間ここで生活できるのかな...と一気に募る不安。
深夜過ぎの到着だったこともあり、宿泊先に向かう道中も、真っ暗でさらに不安。
冬の終わりから一気に夏国に移動したことで、気温の変化で汗だくになり、移動時間も24時間近くかかったことで、体はへとへと。とにかくベットに直行。


アメリカ東海岸との時差はたったの3時間。
時差ボケはそれほどなく、起床。
カーテンを開けて、ベランダに出てみると、
うわーーーー。海だー。いい天気だー。とにかく気持ちがいい。

10の島からなるカーボベルデ。
首都プライアがある、サンティアゴ島での生活スタート。

早速街を歩いてみると...
デトロイトよりよっぽど道もきれい。(笑)
お店もある。道はボコボコで、すごい数の野良犬がいるけれど、人はおっとりとしていて、優しい。

そして、とにかくみんな赤ちゃん好き。
会う人会う人、両手を広げて、抱かせてよ〜とせがんでくる。
最初は、たろうを盗まれるのではないかと疑心暗鬼だったけれど、単純にみんないい人なのねとすぐに納得。たろうのニックネームは、べべジーニョに決定。
※注 べべは、ポルトガル語で赤ちゃん。ジーニョは、可愛いもの?の語尾につけておくらしい。

…これは、私が思い描いていたアフリカではない。
…って、そりゃアフリカ大陸ではなく、海に浮かぶ島国だものね。

カーボベルデは、地理的には大西洋に浮かび、確かにアフリカ大陸の西側セネガルの首都ダカールに近く、アフリカに位置付けられる。けれども、1975年にポルトガルから独立した、比較的新しい国で、カーボベルデ人の多くは、ポルトガルとアフリカの混血。また、カーボベルデ人、実はカーボベルデ国内よりも、国外に(2倍近く)多くの人が住んでいるのだとか。日常生活では地域の言葉クリオールと、ポルトガル語が使われている。

お店は、どこもコンビニサイズ。島国なので、多くが輸入品。
といいつつも、想像以上に品数は豊富。

コツは、新鮮な野菜、欲しいものを見たらその場でまとめて買ってしまうこと、とのこと。
明日買おうと思って戻っても、次に同じ商品を見るのは何ヶ月も先になるなんてこともあるとか。
そんなアドバイスをもらった後で、ハーゲンダッツのアイスクリームを目にした私。迷わず購入。
えっっっ。レジでびっくり、なんと12USドル相当!
もちろんそんな高級アイスクリームを買う人はいないので、このお店にいつ行っても、冷凍コーナーにはハーゲンダッツが必ずある。(笑)
最初はそんな罠にも引っかかったけれど、確かに野菜の入荷具合は2週間に一度なんてこともある。本当は市場に行って野菜を買いたいのだけれど、私の言語力ではまだ何をどれだけ欲しいか伝えることができず、ぼったくられる癖もつけたくないので、ぐいぐい交渉できるまでは我慢。(いつかちゃんとレポできるように頑張ろう。)

若者がとっても多い国。それでも、レジでなかなか英語を話せる人に出会うことはない。ただ、みんなとても優しいので、合計額を一生懸命英語で教えようとしてくれる。
通貨は、エスクード。100エスクードが、おおよそ1USドル。
なので、1エスクード1円の感覚で使える。
100エスクードはコインなのに、200エスクードはお札になるのが、日本人的には不思議。
10、20、50エスクードは銀、100エスクードは金色コイン。200、500、1000、2000、5000エスクードはお札。

お財布に20エスクード、100エスクードのコインが見当たりませんでした

アメリカではもっぱらクレジットカード1枚でどこにでも行くような性格だったけれど、
カーボベルデでもクレジットカードは普及していて使えるのだけれど、
なんとなくコインや紙幣を使って、レジでゆっくりコミュニケーションを楽しんでしまうのは、この国のゆったりとした時間の流れに慣れてきたからかな?


それにしても、毎日晴れで、カラッとしていて、最高ではないか!


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