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ちび2人との長旅帰国

じろう生後2ヶ月を前に、カーボベルデに帰国しました。

出産直後は、とにもかくにも出生証明書とパスポートの申請。元々は6週間後を目処に帰国する予定でしたが、さすがアメリカのお役所。やることなすこと適当で、色々とトラブルがあり、結果的にはパスポートの到着が遅れたため、帰国は1.5週間ほど後ろ倒しに。
こういう時に、日本のサービスの良さをしみじみと感じる。一方で、海外生活も長くなり、アフリカでも生活を送っているため、全てが予定通りうまくいくことの方が驚きだという心構えも持てるようになった。
どんなに自分が頑張っても、ダメな時はダメ。

この予想内で予定外な1.5週の間に、ミシガンは素敵な夏から冬の気候へと一気に突入。長袖の服なんて持っていないよ、早く帰国させてくれと、長野生まれ育ちのクセに文句たらたら。

しかし、こんなの序の口。
たろうの時の経験から、赤ちゃんと旅行するのは、小さければ小さいほど楽ということは心得ていたので、じろうの心配はしていなかったのだけれど、むしろ2ヶ月予防接種を1.5ヶ月で繰り上げ接種してもらってから、時間も経って、免疫がついた頃のようで逆によかったのかもだけれど、
今回はさすがの旅のプロたろうでもダメだったあ。

悲惨だった帰国の旅のスケジュールはというと
20:00- グランド・ラピッズ→フィラデルフィア
21:30-  フィラデルフィア→リズボン 6.5時間
日付変わって、リズボン空港で12時間乗り換え待ち
21:00-  リズボン→プライア 4.5時間

3本目の最後の飛行機では、いよいよ疲れ果てたたろうがうまく寝られずギャン泣き。
飛行機から飛び降りたいと初めて思った。
時間が永遠に感じて泣けてきた。
乗客のすべての皆さんに謝りたいと思った。


けれど、どうしようもなかったんです。
これぞ、アフリカの洗礼。
カーボベルデでの生活に文句があるとしたら、国から出たり戻ったりが本当に不便なこと。
飛行機が選べない。
ヨーロッパやアフリカ大陸に出ている飛行機の便が限られているだけでなく、スケジュールが本当にはちゃめちゃ。きっと、飛行機のスケジュールというのは、経済の中心地を中心に組み立てられているのでしょう…。アフリカに行く人のことなど考えてくれていない。
例えばアメリカからヨーロッパに行くのだったら、いくつかの航空会社で、いくつかの時間帯の便が存在して、そこから選ぶことができるけれど、そのような自由はない。

しかし、我が家の生活基盤はプライアに。なんとしてでも帰らなくてはいけない。
私たち、よく頑張った。


今回の反省。
赤ちゃん連れ旅のコツとは逆に、絶対やってはいけないこと。
8時間以下のオーバーナイトフライトを2日連続で組み合わせること。
いや、そんなこと、2人の2歳以下を連れてやる人なんて、そうそういないのだろうけれども。

きっとどちらかがもう少し長いフライトで、飛行機の中でうまく寝られていたらよかった。
それか、昼のフライトで、夜1泊できたらよかった。

たろうは本当にどこでも寝てくれるいい子なのに、それでもきちんとした睡眠を与えてあげられなかったことに、親として猛烈に反省とそして後悔。

何事も人生経験。
転勤族ならではの苦労。仕方ない。よく頑張った。
でも、もう似たような経験はしたくないなああああ。


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