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オックフフォードのカレッジ制度とは

今日のトピックはカレッジ制度について。
これはオックスフォードの制度の根幹的なところなので、早い段階で投稿した方がわかりやすいかと🤔
オックスフォードやケンブリッジなどではカレッジと呼ばれる独特の制度が残っています。これは、「University of Oxford」が39のカレッジ (college)と6つのPPH (private permanent hall)で構成されている制度です。このカレッジ、それぞれにかなりの裁量権が与えられていて、授業の実施から授業費の決定、新入生のカレッジへの選抜までそれぞれで独自に行われます。また、生活基盤もそれぞれで分かれていて、オックスフォード市全体に、カレッジごとの寮やチャペルが散りばめられています。
写真のような感じ。

ハリーポッターシリーズで出てくるグリフィンドールとかスリザリンとかの寮をイメージすると、イギリスのカレッジに近いかと。生徒も、Oxfordよりもそれぞれのカレッジ生としてのアイデンティティーを大切にしているらしいです。
基本的に、オックスフォードの中心部に行けば行くほど、古くて伝統的なカレッジがあります(外側にどんどん大学が拡大していったため)。僕の行くSt Peter’s Collegeは比較的新しいのですが、偶然中心部での土地の獲得に成功したそう。

一応大学ホームページには、どのカレッジでも充実した大学生活を送れると書いてあるのだけれど、僕はどのカレッジに行くかでかなり学生生活は変わると思っています。
例えばSt Catherine’s College。このカレッジのdining hallは以下のような感じで、いわゆるオックスフォードのdining hallと聞いてイメージするのとは遠いまるでbrutalist的な雰囲気です。

対してNew Collegeと呼ばれるカレッジ(newと言っているのに1番古いカレッジの部類に入るんですね笑)のdining hallは以下のような感じです。こちらのdining hallこそが、オックスフォードの生活と聞いて思い浮かべる感じなのではないでしょうか。

他にもカレッジごとでかなり色が変わるという点は多くあって、例えばChrist Churchという比較的古くて保守的とされるカレッジのPPE (Philosophy, Politics, and Economics)コースにいる生徒はいわゆるイートン校など出身のPoshとかsnobbyとか呼ばれるエリート主義者ばかりなんていう噂も聞きます(by去年留学していた早稲田生)

そう考えると、ハリーポッターのグリフィンドールとかスリザリンとかは意外にも実際のカレッジに依拠しているのではないかと思います。

僕の行くSt Peter’s Collegeは、カレッジの中でも最もフレンドリーで仲が良く、家族的な雰囲気を持っていると聞きます。ハリーポッターシリーズだと、グリフィンドールに1番近いのかな?
ちなみに写真がSt Peter’s のdining hall。
基本的に僕はここで毎朝、毎昼、毎晩食事を食べることになります。


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