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誰とでも親密な関係になれる36の質問。その3


こんにちは。

いくつかの共通点があれば、誰とでも恋に落ちる可能性があるのではないか。
36個の質問を交互にしてお互いのことを知ろう!

という有名な心理テクニックを使ったら、本当に恋人ができちゃった。という興味深い記事を『パレオな男』こと鈴木祐さんが紹介していらしたので、その質問を一人で勝手にしゃべるという内容となっております。

今回は、
電話をかける前に、今から話すことをリハーサルしますか?するとすれば、その理由は?

します。めっちゃメモしてリハーサルをしてから電話します。

理由はシンプルに海外在住で言語が英語だからです。

歯医者さんの予約とかならメモなしでもいけるんですけどね。
話すことが定型分ですから、なんとかなります。

ただ普通に電話をしないといけない状況とかになってくると話は変わります。
とにかく入念な準備をして電話に臨みます。


ある用事で銀行に電話をしなければいけない事態になりまして。絶対に伝えなければいけないことを余すことなく何度も確認をして練習もして電話をかけました。私が何をしたいのかちゃんと伝わらないと相手も困っちゃうし時間の無駄になってしまいますからね。

相手が電話に出て適当に挨拶を済ませたら、ここからが勝負です。
練習通り丁寧にはっきりとわかりやすく伝えなければなりません。緊張すると早口になってしまったり、発音がおろそかになってしまいます。電話なので声だけが頼りですから、そこはキチンとしなければなりません。

もう必死です。お願いだから理解してください!!たぶん軽く鼻息がフンフンしていたと思います。
なんとか伝わりホッと安堵したところで、「確認をするのでコード入力をお願いします。」と言われてからパニックです。もう何を言っているのかわからなくなってきました。

「すみません、聞き取れませんでした。」
「すみません、理解ができません。」
「あなたが言っていることはこういうことですか?」

これを数回繰り返したあと、

「オーケー、あなたは私が言っていることが理解できない。私もあなたが何が理解できないのかわからない。日本語通訳者と繋げるからちょっと待ってて。」

銀行員の方は正しい選択をしています。お金の話ですからね。間違えてはいけません。

ただ、めっちゃ切ない!!
情けないし、悲しいし、悔しいし、もっと頑張ろうとも思ったし、とにかくいろんな感情が混ざってため息しか出ません。
あぁ、これ録音されてるんだよなー。資料として誰かに聞かれるのかなぁ。なんて余計な考えも頭の中をグルグル巡ります。あぁ恥ずかしい。

3分ほど待ったでしょうか。銀行員の方と通訳の方が戻ってきました。
さあ、作業の続きを始めましょうと銀行員の方がもう一度説明をしてくれました。するとどういうことでしょう、何を言っているのかちゃんと理解ができるのです。通訳の方もちゃんと私が思った通りのことを伝えてくれます。

きっと3分間で少し冷静になれたんでしょうね。
だからと言って通訳の方にお引き取りいただくこともできず。私はただただ同じことを英語と日本語で2回言われ作業をするという、情けない時間を過ごしました。

今思い出しても身悶えするのですが、そのシチュエーションで一番どうしたらいいのかわからなかったことが最後の「ありがとうございました。」を日本語で言うか、英語で言うかということでした。しょーもないことは重々承知です。ただ、私の「はい。」「わかります。」「できました。」なんていう簡単な言葉まで通訳してくれたんです。今更 "Thank you" ということがなんだか言いづらくなってしまったのです。

もう完全に私の意識は通訳の方にいってしまっています。日本語も英語もペラペラなこの方に対する私のコンプレックスが勝手に大きくなっていきます。
よし、完全敗北をしよう。(?)「ありがとうございました。」日本語で言ってやりましたよ。ちゃんと通訳してくれました、当然ですが。

今思い返すとかなり失礼なことをしたな、と反省しております。私の下手な英語を一生懸命聞きとって丁寧に対応してくれた銀行員の方にちゃんとお礼も言えないなんて。本当に申し訳ないです。

とにかく、勉強をがんばろうと改めて身を引き締めた出来事でした。
そして私の電話前の準備はますます念入りになりました。それでも予定通りにいったことは一度もありません。いつか報われたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
リディア




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