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カンテラ。
2022年4月4日 08:54
桜を見に出掛けた。出掛ける前に「帰ったら髪を切ってね」と夫に頼むと「桜の下で切るかい?」と言うものだからなんだよ素敵と思いながら「いいえ、お部屋で切ります」と答える。桜を見て、途中で買ったパンや弁当などを食べながら「この弁当だったらあっちの弁当屋のがいいよね安くてボリュームがあって美味しい」だの「この大福は柔らか過ぎてまるで淡雪食ってるみたいだ」だの「この苺と桜のピンクのパンは最近
2022年3月31日 08:54
ゴミ出しに出てみれば桜が咲き乱れ菜の花は黄色最後の収穫を待つ近所の庭にはオレンジめいた金柑芽吹く春様々が芽吹いて鼻から入り身体の死んでる場所をさらりとノックしてゆく数歩後ろにどこかの猫白線の内側を守りゆっくりと進む一ミリもはみ出さない優秀さよ振り向けば止まり振り向かなければついてくる内側を守りながらどこかの馬鹿車がこの住宅街の細いスクールゾーンを猛スピードで走り抜ける
2020年2月15日 08:55
読み終えた本。面白かった、と言うか自然と言葉がぐんぐん入って来て停止できない文章の巧みさ。訳者の才能もあるんだろうな。図書館の新刊コーナーに並ぶ本を、入館して数分で選んでそそくさと出てくるのが最近のやり方。内容なんて全く分からず表紙を見ての直感だけで借りる事が面白い。一頁読んで返却したものもあるけど。結婚や家族という普遍のテーマ。真実味溢れて、時に残酷。ラストは、、、秘密。靴ひも