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日々の積み重ねがチャンスを与える ~#山崎怜奈のアンダラで話したかったこと ~

私がこれまでに受けた話の中で、印象に残っている言葉があります。
耳で聞いた話なので、言葉をそのまま覚えているわけではないですが、大体のニュアンスということで捉えてください。

それは「チャンスが出てから頑張っても遅くて、チャンスが回ってくるように日々行動することが大切だ」ということです。

これは、学生時代にセミナーか講義かで聞いた話です。

「チャンス」というのは、何の前触れもなく突然自分の目の前に現れるということはあまりありません。
どこから現れるかというと、基本的には自分よりも決定権があったり、経験があったり、知識があったり、人脈があったりする人から与えられるわけです。
普通の会社員であれば「上司」でしょうか。

それではそのチャンスを与えられる立場の人はどのような人にチャンスを与えるでしょうか。
自分がその立場になったするとどんな人に与えたいか。
おそらく、「チャンスを活かしてくれそうな人」「チャンスを得て結果を出してくれそうな人」に与えます。
その「チャンスを活かしてくれそうな人」とはどんな人かと言えば、「信頼のある人」であり、これまでの姿勢であったり結果であったりを踏まえて判断するはずです。


前置きが長くなりましたが、こういう考えのもと、先日行われた「アンダーライブ2021」を振り返ってみたいと思います。

今回のライブの特徴としては、何といっても「ファンからのリクエスト」。
ファンが見たい演出や楽曲、メンバー等をリクエストし、そのリクエストの中からセットリストが選ばれた、というものでした。

仲良しのメンバーでのユニット。
得意なところを活かした楽曲。
メンバーの個性を生かしたユニット、等々。

ファンからしても自分の見たいものが叶うかもしれないというチャンスですし、メンバーからしても今までに無かったことができるチャンスだったかもしれません。

ただし、チャンスが実現するには2段階のハードルがありました。

1段目が、ファンからのリクエストがあること。
2段目が、山のようなリクエストからセットリストの中に選ばれること。

ファンがどういった要素からリクエストをするかというと、過去に表に出ているものが主になると思います。

「このメンバーは歌・ダンスが上手。」
「この子はこういう個性がある。」
「この子とこの子はとても仲良い。」
「このライブのこのシーンがすごく印象に残っています。」
などなど。

ライブ、テレビ番組、ブログ、雑誌、過去のいろんな情報の中から見たいもの、印象に残ったものを選んでいると思います。
(少なくとも私はそうやって選びました。)

つまり、乃木坂46に加入してから積み重ねてきた結果が今回の企画でチャンスを得ることに繋がっているということで、冒頭の話に繋がってきます。
そのメンバーが(外向きに)何をしてきて、どういう想いで活動をして、何を発信していたかの結果がリクエストの内容や数に表れていたのではないかな、と思います。

まあ、ファンにセットリストを決める権限は全く無く、最終的には運営の方々が山のように届いたリクエストから選ぶわけです。
運営の方々がどのような基準で選んだのかは分かりませんが、ファンが考えるよりもいろんな要素を基にセットリストを選んでいるはずです。
メンバーのバランスもありますし、ライブの動き方も考えているでしょうし、メンバーを見る視点でもファンよりも遥かに多くのことを理解した上で選んでいると思います。
ただ、セットリストに組み込んだからにはメンバーの個性を活かそうという想い、そのメンバーに対する期待はあっただろうと思います。

今回のセットリストは、ファンの期待と運営の方々の期待がこもったものでした。


ということを踏まえて、推しメンである中村麗乃さんの話をすると、、リクエストから出た曲としては、「Route246」と「硬い殻のように抱きしめたい」の2曲がありました。

「Route246」のセンターは、直前に行われた3期生ライブで本人が着用したいと選んでいた衣装のインパクトからのリクエスト。3期生ライブで見せたスタイルの良さはかなりの衝撃でしたよね。直近での自己プロデュースの勝利だったのかな、と思います。

2つ目の「硬い殻のように抱きしめたい」のソロは、着実に魅力的になっている歌唱力からのリクエストでした。(加えて本人が齋藤飛鳥さんに強い憧れを持っていることもありました。)
中村麗乃さんの歌に対する気持ちと成長については、「EX大衆」さんの4月号に伊藤純奈さんと中村麗乃さんへのインタビューがありますのでぜひご覧ください。
ライブで歌が主体になるバラードを担当することも増えていましたが、ソロで1曲歌うのは今回が初めてでした。本人が積み重ねてきた努力がファンからのリクエストに繋がり、そのリクエスト(それが何個あったのかは分かりません)と運営の方々が持っている期待がライブでの実現に繋がったのだと思います。


今回のアンダーライブはいろんな人の視点が入ったセットリストでもあり、間違いなく唯一無二のライブです。

そもそもこういうリクエスト企画になったきっかけは、やはりセンターの山崎怜奈がラジオパーソナリティーを数多く務めているからだろうと推測できます。
ラジオ、歴史、クイズなど、彼女も乃木坂46の中で唯一無二の活躍が目覚ましいメンバーであり、彼女らしいライブになったのではないでしょうか。

また、私が思うアンダーライブの魅力の1つは

「シリーズことのライブの雰囲気やカラーの違い」です。

その根底にあるのが「アンダー楽曲」と、「そのセンターを務めるメンバー」と、「そのメンバーが中心になって作るライブのカラー」の3つが繋がっていることだと思っています。

今回はセンターの山崎怜奈だからこそできたライブであり、
自分が思うアンダーライブの魅力の1つが詰まったライブであり、
自分にとってとても魅力的に感じたライブでした。

そして、個人的なことですが、推しメンの努力が1つ実った瞬間を見ることができたからこそ、

自分が仕事でチャンスを得るためにも日々の積み重ねが大切だ

と改めて実感しました。
一般的な仕事であってもアイドルであっても、やっていることは違えど「人」がやっている以上、本質的なところは変わらないのかな、と感じました。
「自分も頑張らないと」、と奮い立たせてくれるライブでした。

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