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子どもの名前どうする?後悔しない名付けのヒント

名前は、かわいい我が子への最初のプレゼント。そして一生モノだからこそ、名付けは親としての責任を感じてしまいます。日本ではかなり自由に決められるため、頭を悩ませる人も多いでしょう。

そこで今回は、2021年の名前ランキングを紹介し、名付けのヒントをお届けします。我が家の名付け体験談もあわせて、ぜひ参考にしてください。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

2021年名前ランキングから見る傾向

まずは今どんな名前が人気を集めているのか、2021年のランキングを見てみましょう。ここでは、1989年から毎年調査を続けている、明治安田生命の「名前ランキング2021」から男女TOP10を紹介します。

<名前ベスト10:男の子>
1位 蓮(レン)
2位 陽翔(ハルト、ヒナタ、ヒナト)
3位 蒼(アオイ、アオ、ソウ、ソラ)
3位 湊(ミナト、ソウ)
5位 樹(イツキ)
6位 朝陽(アサヒ)
7位 大和(ヤマト)
7位 悠真(ユウマ、ハルマ、ユウシン)
9位 颯真(ソウマ、フウマ)
10位 陽向(ヒナタ)

明治安田生命「名前ベスト10の読み方」(男の子)より

<名前ベスト10:女の子>
1位 紬(ツムギ)
2位 陽葵(ヒマリ、ヒナタ、ヒナ)
3位 凛(リン)
4位 澪(ミオ、レイ)
5位 芽依(メイ)
6位 結愛(ユア、ユイナ、ユナ)
7位 陽菜(ヒナ、ハルナ、ヒナノ)
8位 杏(アン)
8位 紬希(ツムギ)
10位 莉子(リコ)
10位 花(ハナ)

明治安田生命「名前ベスト10の読み方」(女の子)より

この調査では、男の子の1位は「蓮」くん(2年ぶり7回目)、女の子の1位は「紬」ちゃん(初)という結果になっています。

植物の「蓮(はす)」は大地に根ざす力強いイメージと、連なってたくさんの実をつける特徴を持ちます。また、「紬」の由来となる絹織物は、手間と時間をかけて丹念に作られることから「つなぐ、根気強さ、丈夫さ」を連想させるようです。

こうした名前が第1位に輝いたのは、コロナ禍を背景に、困難に打ち勝つ力人とのつながりを大切に思う気持ちが影響しているのかもしれない、そう分析されていました。

このように、人気の名前は時代背景に影響されることも多く、そこに込める親の願いが見えてくるものです。

後悔しない名付けのヒント

名付けの方法に正解はありません。とはいえ、いくつかのパターンから考えると決めやすいでしょう。例えば次のような切り口が考えられます。

音から決める

音の響きから決める、というパターンです。名前の読みは、ひらがなでもカタカナでも漢字でも変わりませんし、周りからの呼び名も決まってきます。好きな響きの言葉や、両親が「○○ちゃん」「○○くん」と呼びたいイメージがあれば、そこから決めるといいでしょう。

漢字から決める

漢字のいいところは、一文字にさまざまな願いやストーリーを込められることです。同じ読み方の名前でも、漢字の組み合わせで全く印象が異なります。画数の良さにこだわることも、親からできるプレゼントの一つかもしれません。

イメージから決める

生まれる季節や、縁のある植物や場所、こんなふうに育ってほしいという願いなど、まずイメージありきで考えていくパターンです。一つ軸を決めたら、そこから連想ゲームのように広げていき、我が子にしっくりくる名前を選びましょう。

誰かの名前から決める

尊敬する偉人や憧れの有名人、活躍した選手などの名前から決めることもよくあります。素晴らしい人であれば、そのように育ってほしいという願いをストレートに表すことができるでしょう。周りに説明しやすいというメリットもありそうです。

実際に赤ちゃんを見て決める

赤ちゃんの名前は、必ずしも生まれる前に決める必要はありません。出生届を出すまで、つまり生まれた日から14日以内に決めればOKです。

名前を考えていたけれど、赤ちゃんと対面したらなんだか違うかも?――こんな話は意外とあるものです。そのため、実際に赤ちゃんの顔立ちや雰囲気を見て決めるのも一つの手でしょう。ただし、ギリギリで慌てないためにも、いくつか候補を考えておくといいですね。

そのほか注意点

そのほか気にすべきポイントとしては、名前の読みやすさ苗字とのバランスなどがあります。もし同姓同名の有名人がいるなら、場合によっては考え直した方がいいかもしれません。もちろん、倫理的によくない名前は当然NGです。じっくり総合的に考えて、納得できる名前を選びたいですね。

我が家はどうやって決めたのか

我が家の場合、まずは「音」から名付けが始まりました。最後の音(~子、~美など)は決まっていたので、そこから夫が2文字と3文字のパターンを検討。当時、夫はカフェにこもってExcelで全パターンの表を作成し(!)その中でいくつかの候補を私に提案してくれました。

二人の意見が合った後、そこから漢字を決めるのは私の担当。漢字の意味、苗字とのバランス、全体のおさまり感、画数など、これもさまざまなパターンを考えました。かなり悩みましたが、総合点でベストと思えるものを、今度は夫へ提案。めでたく娘の名前が決まりました。

このように、我が家はかなり細かくロジカルに検討して決めた方ではないでしょうか。今でもこの名前をつけて良かったと思いますし、娘にも自分の名前を誇りに生きてほしいと願っています。

大切なのは心を込めて決めること

子どもの名前を考える時、親はたくさんの愛情で思いを巡らせていることと思います。迷いつつも、心を込めて真剣に考えた名前なら、きっと子どもも大切にしてくれるはずです。お子さんにぴったりの、素敵な名前が見つかりますように!


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