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デザイナー/イラストレーターとして活動しています。 “Vignette”(小さな飾り模様や挿絵)をテーマに、手触りを感じられるような温かみのあるタッチで動物や人物などを描いています。Twitter|@CHAI_vignette

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大人の読書感想文「あなたの24時間はどこへ消えるのか」

あなたの24時間はどこへ消えるのか(スワン著) おすすめ度 ★★★★★ 読むのにかかる時間:2時間 はじめに基本的にどんなに感動したとしても、本は人に強く薦めることはないです。 自分に必要な本は、おのずと自分に話しかけてきてくれるもので、そのタイミングで開いたときにしか、魔法は発動しないと信じているからです。 とはいえ、この本は以下のチェック項目に当てはまる人は読んで損することないと思いました🕊 ✔ 1日24時間じゃ足りないと思う割に、何をしたのか思い出せない ✔ 仕

    • 大人の読書感想文「繊細さん」の幸せリスト

      おすすめ度:★★★★★ 読むのにかかる時間: 1〜2時間 この「繊細さん」シリーズは前作「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 という本がとても有名になり、横目でチラチラ気にしつつもどこか避けていた本でした。 過去に自分の率直な言動(思ったことを口に出したり態度に出す)によって知人を傷つけてしまったことが何度かあり、繊細な人を傷つけてしまう自分には他者の気持ちを思いやれず雑なところがある、と思っていたので、その自分が「繊細さん」を読むなんて…とどこか

      • 脳を休める習慣

        一ヶ月くらい前に気力がなくなり、あらゆることに意欲を持てなくなったので、これが噂のコロナ鬱か?とやや気になり始めた。(夏バテだったのかもしれない) そこで、意欲をもてなくなったこと(SNSを眺めることや発信すること、創作活動、ゲーム)を無理せず減らしていったところ、特に支障ないどころか、調子がよくなってきた。 「SNS疲れ」ってよく聞く話なんだけど、もともとSNS好きだし完全に習慣になっていたので、それに向き合う機会がなかった。 同じころ、たまたま目に止まった瞑想を学べる

        • 2020年の目標

          目標は前年のうちに立てたほうが元旦からそれに向かっていける気がするので、急いで大晦日に書きまーす。 1. 暮らしと仕事、同じくらい大切にする去年は「働き方」について考える、という目標を立てていたので、とりあえず仕事をがんばりました。会社の仕事以外にも、個人でデザインを頼まれたりイラストを描いたり、少しですが前よりも幅広く仕事ができました。 そしてあっという間に年末の繁忙期(11月〜12月)に突入。 今年は東京五輪を控えている関係で、例年より仕事量が多く、休日もなくなる事態に

        大人の読書感想文「あなたの24時間はどこへ消えるのか」

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          2本

        記事

          今年の目標を振り返る

          あっという間に一年が過ぎました。noteもっと書きたかったのに…! そんな言い訳は捨て置いて、2018年末にたてた2019年の目標がどうなったかを振り返ります。できたのか、できなかったのかが全てであります。 今年の目標はこの3つ①感動したことを絵や文章にまとめる ・好きなものを共有する際に人に見てもらえるような表現力を磨く ②働き方について調べる&考える ・仕事は好きなだが働き方には満足していないため、会社や社会の体制を言い訳にせず「自分にはどういう働き方ができるのか」を

          今年の目標を振り返る

          読書感想「生きるように働く/ナカムラケンタ」

          12月のなかばに繁忙期が終わり、働き方についていろいろ知りたくなっていた。 今の仕事に疲れたからでなく、仕事がどんどん楽しくなってきたからだった。 「組織に所属しながら、もっと自由に、いろんな仕事がしたい」という漠然とした思いがあり、本屋に行くとそういうテーマの本がたくさん並んでいるコーナーがあった。 はじめは「フリーランス」「パラレルワーカー(副業)」などといった見出しの本をぱらぱらめくっていた。 何かしら役に立つ情報はあるけれど、これじゃないなと感じて本を戻す

          読書感想「生きるように働く/ナカムラケンタ」

          朝風呂は黄金の価値〜想像力と手の記憶〜

          冬休み。ここ何日か、8〜10時くらいに起きて朝風呂に入っている。 湯船につかっているとふわふわといろんな考えが浮かんでくる。 温かくてリラックスした状態なので自然と前向きな考えやアイディアが多い。 夜のお風呂だと、そのあとは寝る時間なので建設的で活発な考えはでにくい。 湯船からでてシャワーを浴びると、浮かんできたものが整理されてひとつの言葉に集約される。 今日思い浮かんだのは「想像力と手の記憶」という言葉だった。 創作活動には「想像力」が確かに必要かもしれな

          朝風呂は黄金の価値〜想像力と手の記憶〜

          今年の目標と「働く」ことについて

          年末に2019年の目標を立てた。 ▶︎感動したことを絵や文章にまとめる ・好きなものを共有する際に人に見てもらえるような表現力を磨く ▶︎働き方について調べる&考える ・仕事は好きだが働き方には満足していないため、会社や社会の体制を言い訳にせず「自分にはどういう働き方ができるのか」を考える ▶︎人と話す機会をもつ ・人と話すと自分の考えが偏よりに気づけたり、気持ちやアイディアが整理できるので、そういう時間を大切にしたい(できれば世代や価値観がちがう人とも) さっそく実行

          今年の目標と「働く」ことについて

          褒められて伸びるには?

          (最近文章でのアウトプットができて無かったけど、マイペースでやって行こ~🐢) よく「褒められて伸びるタイプ」って言うけど、それってわりと簡単じゃないよね! 自分を褒められないと、他者からの評価を素直に受け入れられない。「褒められて伸びる」ためには、自分を肯定できる、養分を吸収しやすい状態にしておくことが必要なのではないでしょうか 🌱💭 仕事でちょっとしたイラストを描くと、昔よりだいぶ上手くなったかも!と自分を評価できるけど、趣味の創作活動ではそれがむずかしい。その理由

          褒められて伸びるには?

          「執着」できるモチーフを探せ!

          二次創作へのコンプレックス毎日TwitterやPinterest でたくさんの人の絵やイラストを眺めていると、強い印象を与えるものには必ず「これが大好き!」というポイントがあります。 例えばゲームやアニメのファンアートはそのキャラクターへの愛と執着が絵の密度や完成度、世界観の表現力を高めているように思います。愛する存在を表現したいという意欲(執着心)によって画力も向上し、その表現手法も工夫されているからです。 自分にはそこまで大好きなキャラクターがいないので、特に資料なども見

          「執着」できるモチーフを探せ!

          CLIP STUDIO PAINT をデザインに使おう |ベクターレイヤー

          はじめに のつづきです。 クリスタでは描く時に「ラスターレイヤー」「ベクターレイヤー」どちらかを選択します。 ラスターとベクターとはみなさんご存知のアレです。(⇢ わかりやすい説明 ) ベクターは線の再編集が簡単で、拡大や縮小も自由なので修正に強い。 修正に強いデータ。デザイナーが大好きな言葉ですね。 ベクターレイヤーの魅力はたくさんあるのですが、今回はぎゅぎゅっとしぼってこの3つについて。 ①3種類の消しゴムで線を整理しながら描ける ラフを描いて別レイヤーに清書す

          CLIP STUDIO PAINT をデザインに使おう |ベクターレイヤー

          CLIP STUDIO PAINT をデザインに使おう |はじめに

          ペイントソフト、CLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)が大好きなのですが、広告やSNSなどで目にするかぎり、漫画、同人誌、アニメ、ゲームといった業界で使われている印象が強いです。 IllustratorやPhotoshopに比べるとデザイナー視点でのクリスタの魅力を書いている記事ってあまり見たことがない気がします。 そこで「シンプルなイラストや図表をつくる際にクリスタもよいゾ」っていうお話を書きたいと思いました。(クリスタ使ってる方にはあたりまえ過ぎて時間をと

          CLIP STUDIO PAINT をデザインに使おう |はじめに

          もう厚塗りはいらない?

          先日「もうレシピ本はいらない」という本を読みました。 若い頃から調理道具・調味料マニアで、有名レストランにも行きまくり、華やかな食生活を楽しんできた著者の稲垣えみ子さんは、50歳をすぎてから「お米をいかに美味しく食べるか」にこだわりぬいて「美味しすぎるおかずは必要ない」という境地にいたり、シンプルな食生活を送っていらっしゃるとのこと。一言でいうと「食の断捨離」についてのエッセイです。( 本のリンク→ https://amzn.to/2xy7wvW) この本を読んで、自分の描

          もう厚塗りはいらない?

          描きたい絵=向いている絵ではない?

          絵を始めたばかりの頃は描いてる間楽しければよかったんですが 最近は「それで何を表現したいのか?」ってことを考える時間が増えた。 そしてひとつの答えに行き着いたのが… 「お仕事に使えるイラストが描きたい」 職業であるデザイナー目線で見たとき、自分の絵の「完成度の低さ」が気になってしょうがない。なんかもっとタイポグラフィとかと合わせてキマるようなイラストが描きたい。しかも自分の能力の範囲で…! この能力の範囲というのが超重要で、体力精神力をがっつり注いで超美麗な厚塗りで美少

          描きたい絵=向いている絵ではない?