見出し画像

親の生い立ち 知っていますか? 其の1

親に悩む多くの人は 親に対して不自然なほど無知である

この一文を読んだ時、ハッとされられました。
今はそれなりに 親と良い距離を取れている私ですが
親の生活背景や時代背景、その時の気持ちなどほぼ知りません。

私は虐待サバイバーです。
自閉症傾向、ASD傾向の父と、自分が家庭では絶対ルールの母。
父親は子(私)に関して我関せず、母親は父親と喧嘩したり気に触ることがあると私を殴る人でした。また、私の友人も食べるものも着るものも
母親のジャッジが入り、私の行動は親の機嫌次第で決まるというもの。
かけられる言葉は否定的なものが多く、他人との比較でいかに"私"が
劣っているかをきっかけにし、母の言いなりにさせようとしていた気がします。「あなたは不幸だ。だって私(母)の言う通りにしないのだもの」

そして「存在が鬱陶しい」とか「そこに立つな」「動くな!」と言う言葉をかけ、私の存在や動きにイライラした時は容赦なく大きな足音で近づいてきて危害を加えて去っていく…と言うのが日常でした。
アルバイト先に「辞めさせろ‼︎」と怒鳴り込んでくることもありました。
これが序の口として物心ついた時から20歳まで続きます。

家出をしてから、音信不通にしていたこともありました。

それからさらに20年以上たった今も 苦しむこと、モヤモヤすることはあります。様々なIQテストや心理テストを安くはないお値段を払って受けたりもしました。私が「障害者」なのではないかと思って。「私は何者?」

すると、ある臨床心理士の先生から言われました。
「ご両親ともに発達障がいの可能性が高いです」と。

その見方をしたことがなかったので なるほど!!  と思いました。
続くDVのおかげで、虐待サバイバーへの道を歩むことになった私ですが
父母ともに発達障がいだったら…その視点は新しかったです。
ほぼ全てに合点がいくのです。 
絶対に自分の言うことを譲らずに押しつけてくる。
帰省時に、私が体調が悪いからゆっくり寝かせて欲しいと頼んでも
寝てる側に立ち「いつもダラダラ寝やがって!甘えが酷い人間だ」と罵ることが数十分止まらない。パニックで癇癪を起こすなどです。

こんな両親でも外に向けては 感じの良い仲良し夫婦&家族でとおっていました。ご近所の方からは「おとなしい素敵なお嬢さんね」が私への王道挨拶。

「大人しくて=良いお嬢さん」と言うワードも非常に引っかかりますがw
家の中の戦争状態を子供ながらに発信することは恐ろしくてできず
黙るようになっていたことで、
私の生き方は「親と私の世間体を守る」が一番の優先事項になっていました。

続く。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?