これからのフォントとウェブでの組版を考えてきた
にわかのフォント好きのせんざきです。
5/18(土)にCSS Nite「これからのフォントとウェブでの組版を考える日」という、いかにも胸熱なイベントが開催され、自分でも気づかぬまま予約して参加していたので、そのレポートを書いてみたいと思います。
詳細が気になる方は下記よりどうぞ!
9,000円、、、高い、、、いや、内容に対しては全然高いと思ってないけどシンプルに高い、、、
CSS Niteとは
CSS Nite(シーエスエス・ナイト)は、Web制作に関わる方のためのセミナーイベント。2013年10月で、9年目に突入します。
これまでに、620回を超える関連イベントを通して、のべ65,000名を超える方にご参加いただいています(2018年12月現在)。
今回は、ウェブフォントがテーマのイベントでした。ウェブフォントのイベントってなかなか珍しいですよね。
参加者は、webデザイナーはもちろん、DTPデザイナー(紙媒体デザイン)、装丁デザイナー(書籍デザイン)など、いろんな人がいたみたいでした。
13:30〜19:10までというかなり濃いイベント!
お土産が豪華〜!
会場は大きめで、定員 240名で、モニターがたくさんあり、どの席でもみやすかったんじゃないかな〜と思います。
ちゃんと長机があって、隣の人とは程よい距離感、そして長机の上には大量のお土産〜!わ〜い!
当日は各フォントベンダーがブースを出していて、各社のパンフレットと、持ち帰りやすいようにトートバックがお土産になってました。(配慮!)
にしてもパンフレット可愛い〜
みてるだけで幸せになれそう。
あと、じゃんけんで勝って本もらいました。嬉しい。
ざっくりとWebフォントについて
当日仲良くなったWebデザイナーさんと話していたのですが
「結局デバイステキストになるよね〜」
みたいなところがあり、正直あんまりWebフォントって使ってなかったんですよね、、。
デザイナーとしても、コーディングにあまり触らないので、フォントの指定などをちゃんとできるのか(特定のブラウザで表示できないとか起こらないか)とか判断がつかず、とりあえずデバテキなら失敗しないでしょ!くらいのノリだったりしました、、ひい、、
あと、デバテキじゃないところは大体画像とか、、ひい、、
でもそれじゃあダメなんだなあということがわかった日でした。
例えば、講演で紹介があったんですが
小田原市のサイト。これすごいのが、この円に入っている「暮らし」とか「市の取り組み」っていうところがWebフォントなんですよね。
普通だったら画像書き出ししてしまうところを、コードで組んでいるのがわりと特徴的(多分デザイナーとコーダーにしかわからない)。
で、こうすると何ができるかというと
こんな感じでダークモードみたいなことができたりするんですね。
多分画像書き出しでやろうとすると、ダークモードのカラーでもデザインを作って出し分けみたいなことをしないといけないんですが、Webフォントでできてるのでコードでスイッチできる!すごい!
ちなみに次期iosでもダークモードができるらしく、サイトにダークモードができるというのが多くなってくるのかもしれないですね。
筑紫書体素晴らしすぎる
この人が筑紫書体を作ったフォントワークスのフォントデザイナー、藤田重信さんです。
ちなみにTwitterがフォント愛で溢れていて素晴らしいです。
私、もともと「筑紫丸ゴシック」というフォント(AとBがあるよ)がとても好きでよく使っていたんですが、そのフォントを作った方です。
めちゃくちゃ語り口が柔らかくて、フォントが大好きというのが伝わってきて、なんかもうすごく感動しました(語彙力)
「ぼくはね、この"ふ"に衝撃を受けたんですよ。すごくないですか、なんだこれって思って。他のひらがなには何も感じなかったんですけどね、この"ふ"に釘付けになってしまって。それでこの"ふ"に合わせたフォントを作ろうと思ったんですよ」
みたいな感じで、ああ、もうなんか、いいなって思いました。
日本語書体なら「筑紫丸ゴシック」が好きなんですが、欧文フォントなら「Futura」が好きと言い張っている私ですが、なんと、
Futuraに合う日本語フォントを開発中らしい、、、
え、もう死ねるのでは、、?
そして筑紫シリーズの誕生秘話がもう美しすぎて、ダメでした。
まとめ
他にも素敵なフォントたちの生い立ちとかについて聞けて、幸せな1日でした。もっとフォントについて知りたいな〜と思いました。
思い出して書いてたらまた幸せな気持ちになってきたなあ。
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