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出産を経験した私の思う出産までにやっておきたい5つのこと

こんにちは。ポジウィル株式会社の岡です。
昨年2023年6月に長男を出産しました。

我が子。

今では半年経ち、ハイハイやつかまり立ちもするようになって行動範囲が広がっているため、ますます目が離せなくなっている毎日です(汗)

今回私個人的に出産を迎えるまでにやっておいてよかったと思うこと、もっとやっておけばよかったと思うことを書いておこうと思います。

ちなみに私は日頃ポジウィルという会社でキャリアコーチをしており、ライフイベントを迎える前の女性や育休中のワーママ、また産後復職したものの「このままでいいのか」と悩んでいる女性の相談もたくさん受けてきております。私の実体験含めてそういった悩みも踏まえてお話ができたらと思います。

目次はこんな感じです。


①ある程度、仕事に対して未練がない状態にしておくこと

これは仕事も家庭もそれなりに頑張りたい女性向きかもしれないですが、まず私が妊娠発覚してその後間も無く「悪阻(つわり)」を経験した時に、強く感じました。

自分の予想もしないタイミングで訪れる吐き気や倦怠感を前に仕事もままならなくて「こんなん自分一人の生活もまともにできへんのに、仕事で悩むとか無理だわ」と思ったのを覚えています。

こういった経験から、転職はライフイベント後も可能か否かみたいなお悩みも多いのですが、個人的には、経済的にも精神的にも自立できる状態=仕事にある程度未練がない状態にしてからライフイベントを迎えたほうがいいかなと思います。

ただこればかりは年齢含め人によって状況も違うかと思いますので、何があったとしてもいつでもいろんな選択肢のカードを切れるよう、女性は特に早めに前倒しして自分の仕事やキャリアには向き合く意識は持っておいた方がいいと思いますし、また自分の体の状態を正しく把握するための検査などはしておいたほうがいいかなと思います。

以前、卵子凍結を提供するグレイスバンクさんとの共同イベントで、岡田先生が自分のプレコンセプションケアの一つにAMH検査をお勧めされていたので、こちらにも載せておきます。
AMH検査というのは自分の残された卵子の数を知ることで自分の妊娠しやすい期間がどの程度残されているかを判断できるものだそうです。

過去イベント内容

私はこういう検査を受けていなかったのですが、費用も7000円ほどで受けれるものなので、知っていたら絶対にやっていただろうなと思うので伝えておこうと思います。

詳しくは下記リンクにて。


出産して思うことは悪阻、育児など自分一人で完結できないことが山ほど起こるので、その時に自分一人のことで悩んでいる場合じゃなくなると思ったから、まずはこれが大切かなと思いました。何かの参考になれば幸いです。

②ライフイベントに理解ある職場を選んでおくこと

次に感じたことは「ライフイベントに理解ある職場を選んでおいて良かった」ということです。私は幸い弊社代表とほぼ同タイミングで妊娠しており、代表含め妊婦の体調などに配慮ある環境だったためその点には非常に救われました。自分の状況に対して周囲も何一つ文句を言うことなく、助けてくれたことも大きかったです。

このような前提がないと思ったように仕事を進められない自分に罪悪感に陥いる女性も多いのではないかなと思いました。

一方、自分自身もちゃんとその環境に歩み寄って、日頃から職場との信頼関係も築いておくことも大事だと思っています。

それは出来るだけ今の職場内で実績を作っておくことかもしれないですし、何か一つでも会社やチームのためになることはあるかを考えて行動しておくことで、自分が困ったときに助けようと動いてくれる人は出てくるんじゃないかなと思います。

③自分にとって両立しやすい環境を選んでおくこと

私のこれまでのキャリアは地元の銀行員→大手人材会社→ベンチャー企業→現職といった経歴なのですが、ライフイベントを考えてのキャリア転換期は2社目の人材会社からベンチャー企業に転職したタイミング(当時28歳)だったかと思います。

当時はまだコロナ前だったので朝から夜遅くまでオフィスにいて仕事をする毎日でした。今でも2社目は好きな会社ですし仕事も大好きだったのですが、当時の働き方は帰ったら寝るだけの毎日で、ここに自分のライフイベントを加えていけるだけの余裕が1ミリもないことに気づきました。
今思えばそこにもいろんな工夫や思考を変えて両立する術もあったと思うのですが、当時の私が考えたことは「もうちょっと時間や場所に捉われない働き方にシフトしたい」と思い、ベンチャー企業に転職しました。

ただここも勘違いしてはいけないのは自由と責任というのはトレードオフということです。実際にキャリア相談に乗っていても最近のトレンドなのか「時間と場所に捉われない働き方」を望む人は増えているように思います。私も漏れなくそうでしたし、今はありがたいことにそう言った働き方に恩恵を受けているのも事実です。

ただこう言った働き方が成り立つのは、一定のスキルや実績があり、かつ精神的にも自立している状態でないと、その自由な環境もうまく使いこなせません。また、自由を得ることは決して「=楽になれる」わけではないと言うことは認識しておかないといけないと思います。

かくいう私も恥ずかしながらそういう働き方にシフトして「ちょっと楽になれるかも」と期待して転職した節はあるのですが、実態はそういうわけでもなく、自分でタイムマネジメントができなければ慣れるまでは結構大変だなと感じました。

上記の通り、ライフイベントを迎えるまでにある程度自由裁量を持って働きたいと思っている人は、自分が望む状態から逆算してどういう経験やスキルが必要なのか、どう言う選択が必要なのか考えていく必要があると思います。

④出産に関する過程や準備は「夫婦」で行うこと

私個人的には、出産準備だけでなく定期検診も無理ない範囲で夫婦で臨んだ方がいいと思っています。

意外と初期の方は毎回赤ちゃんが動いているか不安になったり、検診で医師と会話する内容や、お腹の赤ちゃんが成長していく過程を見て親になることを自覚していくと思うのですが、その過程を見ていないと、お互いの思わぬ言動で墓穴を掘ったりするもんだなと思いました。

出産準備に対する危機感の差に至っては、私たちも頭を悩ませていたところがあり、なんでなのかと思っていたのですが、やはり女性の方が出産に関する情報に触れる頻度や濃さが圧倒的に多いので、その差はあるのかもしれません。妊娠中期くらいから夫とも話しあって、時間が合う時はなるべく夫婦で定期検診を臨むようにし、そこからは準備に対する意識などがズレることは少なかったように思います。

⑤もっとお金周りのことを早めに理解しておいたらよかった

ここはどちらかといえば「もっとやっておけば良かった」と思っていることなのですが、妊娠・出産・産休・育休にあたり出費や入ってくるお給料に変動があるものです。

私は元銀行員とは思えないほどこのお金の部分に対して「なんとかなる」と思いがちなのですが、妊娠中は「無事に産まれてくるかな」と少なからず不安になるもので、余計な不安ごとは事前に解消しておくに越したことはないかなと思いました。

特に、
・出産費用全体、どれくらいかかるものなのか
(ちなみに私は無痛分娩を選択したのですが、多少費用がかかったとしても無痛分娩はお勧めしたいと思います。)
・出産育児一時金、区からの補助、その申請方法、タイミングなど
→これまた妊婦が体力ない中で色々とリサーチするのが大変だし煩わしい…
・私たち夫婦は実家が遠く離れているので産後ケアなどの仕組み、費用
・産休育休中の自分の給料ってどれくらいになるのか

この辺り直前でアタフタするみたいなことが嫌な方はなるべくちゃんと情報を集めておいても良いのかなと思います。

今回は私自身が出産を経てやっておきたい5つのことをまとめました。
ライフイベントを経て「悩む」のではなく、変化も受け入れながら前向きに選択ができる人を増やせたらいいなと思うこの頃です。
何かの参考になったら嬉しいです。

もし今まさに自分のキャリアで悩んでいるという方や、悩む前にしっかりと考えておきたいという方はぜひ、下記カウンセリングに相談に来ていただけたらと思います。



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