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片付けられない人たち〜片付けられないシンドローム〜

あなたは、片付けが好き?苦手?

私は、多分、片付けはそんなに嫌いじゃないほう。
散らかっていることも多いけど、片付けることを楽しめるタイプ。

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仕事柄、お家の中にお邪魔する機会が多い。
毎日のように誰かのお家に上がり込ませて頂いている。
片付けることを楽しむタイプの私なので、よそ様の部屋の環境についてアレコレと分析してしまうのかもしれない。


あんなお宅もこんなお宅もあった

当然ながらお家の中は、全部違う。面白いくらいに違う。
玄関に入った瞬間の匂い、靴の並び方、埃etcである程度、家の中が想像できる。
そのまま靴下でそこを歩くのに勇気がいるお宅もある。
そんな時には、次のお宅にも行くのに汚れたままでは伺えないからシューカバーを着用させて頂くこともある。
「ただいまー」と言いたくなるお家もある。

傾向としては、お金持ちさんの方が、片付け上手な方が多い印象だ。
しかも、モノが少ない。
1つ1つのものがイイものを厳選されているためシンプルだけど品がある。
我が部屋のように100円ショップの品々で埋め尽くされることはない。

勿論、お金持ちさんでもモノが沢山積まれており、ゴミが散乱しているところもあるけど。

片付けられないシンドロームの方たちは、意外に多いと感じる。
足の踏み場のないお宅も割とある。

片付けられない人は、お年寄りに限らず若い人でも多い。

うちの若い家族だって例外ではない。
部屋の床を巨大なゴミ箱だと思い込んでいるようだ。
そして、誰かが片付けてくれると知っているし、実際、他の家族が、見かねて、まんまと片付けてしまう。
若者の特徴としてコンビニで買った食べ物類のゴミが多くを占めている。
コンビニの利用率も違う。
私は、コンビニには、メルカリ便を出しに行く時くらいしか行かない(笑)

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私が思う「片付けられない人」

1.病気からくるもの
 (認知症、発達障害、うつ病、身体的に動くのが無理な方など)
2.忙しくて片付ける余裕がない。ストレスを感じやすい人
3.「勿体ない精神」がある人。昔、生活が苦しかった経験をしていた人
4.高齢で(片付けたい気持ちはあるのに)体が思うように動かない人

などがあるかなぁと思っている。

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2.の発達障害は、診断されていなくても予備軍の人は、お見かけする。
例えば、とても汚れているのにそれを汚いと認識していない人も然り。
或いは、汚れたままだと益々汚れて生活しづらくなることが、想像できないというのもそうかもしれない。
うちの家族のように部屋自体が、大きなゴミ箱だと思っている場合もそうだろう。

認知症の人が、全般に片付けられないのかといえばそうでもない。
昔からお掃除大好きな認知症の方がいたが、認知症になってからもお掃除は、本当に上手だった。
お風呂に入っていてもご自分の体も磨きながら、別のスポンジで浴室の壁を洗われていた人もいた。
このお宅は、突然、伺った時も隅々まで埃一つなくスッキリしていた。
習慣として身についているようだ。

もう一人の片付け好きの認知症の方は、片付けすぎて、どこに何があるかわからなくなっていた。
困ったご家族が、引き出しに全部入っているものの名称を書く工夫をされていた。

以前、ご夫婦で認知症のお宅があり、そのお宅は、ゴッキー(茶色くてシュシュシュっと夜中に動いたり飛ぶやつ)が何千匹にもなっていた。
脱いだ下着も床のあちこちにあり、テーブルにはゴッキーのベイビーが全速力で走っていた。
テーブルもモノで埋め尽くされているので、どうやって食事をしているのかわからない。
冷蔵庫は、期限切れのものや干からびたり、腐ったりしたものが入っていたり。
このお宅が特別ではない。

うつのかたは、無気力になってしまうことが多いので、とても掃除にまで気が回らないのは当然だ。
掃除ができない自分のことも悲しくなってしまうようだ。
むしろ、ここは、頑張らない方が、いいと思う。
汚ごれすぎて、息絶えたという話は、聞いたことがないし、これから先もないはずだから。
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4.でいうと、老老介護されている方で、特に男性が介護されている場合。
介護で手いっぱいで、普段していなかった掃除まではとても手が回らない感じ。お母さまを介護されていたある男性のお宅は、介護用手袋や食品の袋などが床を埋め尽くしていて、つま先でそれをよけながら歩いていた。
片付けられなくてもお母さまの介護は、とても献身的にされていた。
もちろん、片付けよりそっちの方が大切だ。

元来、綺麗好きだった方が、年齢を重ねることで、<できない自分>が悲しくなると仰る方もある。
綺麗好きなのに動けないって、さぞかし辛いだろうなぁと思う。

断捨離、環境をトトノエル

断捨離と入力すれば、当たり前のようにこの字が変換される今日この頃。
不用品は、捨てたり、リサイクルに出すということは、必要だという事は、多くの方が知っているだろう。

私は、訪問の現場で、多くの片付けられない人をみた為に実家のことが気になった。

実は、この為に数年前に仕事を辞めて一旦実家に帰った。
私自身が、高齢の親の環境整備をしないと先々、後悔すると思ったからだ。
またこの断捨離の日々については、いつか、ゆっくり投稿できたらいいなぁと思っている。
相当なゴミの量だった。
片付けに1年近くかかった。
<勿体ない精神>やら高齢化したことや様々な理由が重なっていたと思う。
ビックリするくらい同じようなものばかりあった。
買ったことを忘れてまた買ってしまうようだ。
カテゴリー別に引き出しや棚にぺたぺたとラベリングもしてきた。
今もまた、モノは増殖している。
綺麗とは言えないけど、あの時にやってよかったとは思っている。

その家庭のいろんな事情があると思う。
だからみんなが、同じようにできるとも思わない。

風水やスピリチュアルな視点から・・・

それでも片付けたほうがいいと提案したい。
敢えて言うのは、スピリチュアルな観点や風水的な意味合いもある。

トイレだって、綺麗にしていたほうが気持ちいい。
汚れたものをいつも引き受けてくれている場所なのだから。
お礼も含めて掃除するのは当たりまえ。

夫婦関係が今一つなら、お風呂場の掃除を一生懸命してみたらいい。
カビは大敵。
カビキラーやハイターをティッシュに含ませ、ラップで覆ったら一晩で綺麗にカビがなくなる。
なんだか、家事えもんみたいになってきた(笑)

そして、人間関係だけではなく、きっと健康にも大きく影響を受けているはずだから。
逆に健康がすぐれないと思う人がいるのなら掃除や片付けをしてみたら軽くなると思う。
うちの父は、以前は、転ぶことが多かった。
でも、あの大がかりな大掃除・環境整備以後、1回も転んでいない。

今の生活に見通しが立たないなぁと感じている人は、窓を綺麗に拭いて見通しよくしてみたらいい。

出世できないなぁと悩んでいる人は、頭の上の方の重い荷物を減らしたらいいかもしれない。

幸せがやってこないなと思う人は、幸せが入ってくるように玄関をピカピカに磨けばいい。

人間関係で辛い思いをしている人は、一度、排水溝を綺麗にしてみたらいい。
人間関係もいい流れになるかもしれない。

本来、訪問看護では、片付けや掃除はしないことになっている。
でも、私は、汚部屋自体が、健康を害している一因だと思っている。
だから、ついつい綺麗にしたくて、うずうずしてしまう。
今より少しでも楽になって頂きたいから。
ま、こんなこと言ったら、「あの人、変な看護師さん」ってことになるのだろうけど(笑)

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これを書いているうちによし、もっとモノを捨てよう!と思ったので今から掃除します!
長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。


皆様からのスキは、励みになっています。
ありがとうございます。


みんなに幸せが訪れますように。





ありがとうございます😭あなたがサポートしてくれた喜びを私もまたどなたかにお裾分けをさせて頂きます💕