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31 報告の重要性

『 報 告 ・ 連 絡 ・ 相 談 』
社会人の基本と言われていますがちゃんと出来ている大人は意外と多くないなと感じます。特にリモートワークになった瞬間にその出来てなさが露呈してきている状態です。

今日はそんなホウレンソウの報告の重要性についてのお話です。
自分に照らし合わせて振り返るきっかけになったら幸いです。

報告・連絡・相談について

まずは報告・連絡・相談それぞれについて考えてきます。

報告
業務や指示された内容、相談していたことなどを関係者へ知らせること。
また、業務進捗や作業完了やトラブルなどを知らせることも報告です。

連絡
事実や決定した内容などを関係者へ知らせること。
また、退勤状態や会社の上司からの重要な内容を知らせる事は連絡です。

相談
不得意な事柄を上司や先輩に確認したりアドバイスをもらう事。
また、問題部分や悩みや判断に迷うものを誰かに聞くことも相談です。

出来ている順番で並べると

  相談  →  連絡  →  報告

です。
例えば相談については
これは出来ていなければ圧倒的に自分が困ることなので、よっぽど問題のある社会人でなければ真っ先に覚える事の一つのはずです。

次に連絡です。
そもそも、若手からの連絡は遅刻や休みの相談くらいの物で、大部分は会社の偉い人からのお知らせでこれも自分ごとと捉えるとそこまで難しくないと感じます。(偉い人が連絡を怠る組織は経験上、致命的にダメな組織です)

最後になりますが
報告です。
これは多くの人が無意識でやりたくない行動になっているのだと思います。
これがなぜやりたくないのか
個人的にとても重要な事だと思っていますので
少し詳しく解説しようと思います。

報告が重要な理由

報告が最も出来ていなくて皆んながやりたがらないワケ。
それは

順調に行く仕事があまりない事

が理由だと考えています。
それもそのはずで、工場の機械でもないので
初めてやる内容を毎回問題なくこなせる人は殆どいないのです。
これは学生なんかが顕著にこの報告が出来ていないので、本質的な部分だと思っています。

うまく行っていない物をわざわざ報告したところで自分が得することはないと考えてしまいますし、自分の評価が下がることを自然に恐れてしまいます。

たとえば業務進捗。
大体は予定通りに進んでいない
クオリティが思ってたより上がってない
というパターンが多いと思います。

また
トラブルやミス。
これも怒られたり自分の評価が下がると感じてしまいます。

そして
相談した内容についての報告
ここが今回の一番大事な物だと思っていますが
僕個人からみて成功している経営者や優秀なクリエイターの方々は結構な確率で誰かに可愛がられている場合が多いです。
優秀という所もポイントだとは思いますが
この相談した内容をちゃんと相手に報告している点が非常に重要だと思っています。(一番簡単な相談と関係してくる点もポイント)
報告できる様に頑張っているというという事もあるのですが
報告される人の事を本当によく考えられているという事がさらに重要で、相談した自分じゃなくて相談をうける人のメリットもちゃんと計算出来ている様に感じます。

僕の例で恐縮ですが
同業者の上下関わらずうける相談の他に
若手や学生からの相談をうける事が多いです。
学生でいうと1年生のこの時期に何につまづいて、2年生にどんな事につまづいて、最終的にどこに就職するのか?そして就職した後にどうなったのか?
相談をうける立場としてはこれらが断片ではなく連続して起こってくるとある共通点やメリットが見えてきます。

  一つはエンターテイメントとしての楽しみ
  二つ目は自分の教育スキルの向上です

エンターテイメントとしての楽しみと書くのは恐縮なのですが
学生の人生や成長ストーリーを楽しませていただいています。
それはワンピースの漫画を毎日楽しみに見るのと同じで、途中で途切れたものは少し興味を失ってしまうのと似ているのかもしれません・・・
もう一度続きを知るには補完が必要だったり、何かしらの穴埋めが必要ですから、継続して報告してくれているとずっとストレスなく楽しく応援できると言うワケです。

教育スキルの向上については、毎年同じ様な壁にぶち当たる学生に対しての解決策を先輩から脈々と受け継ぐことが可能です
これは学生どうしではどうしても出来ないことなので、僕が間に入って伝承し続けていく事になります。もちろん業界経験を踏まえた授業などでの教えもあるのですが、先輩たちが身体を張って戦ってきたストーリーや人生の様々なパターンの攻略方法を伝える方が遥かに後輩の役に立っていると思います。

学校に限らず会社の業務でも
この報告がうまく行かず
残念なリモートワークが続いているという話が耳に入っています

報告を言い合う文化のSLACKをみたことがあるのですが
リアルな業務より遥かに効率の良い素晴らしいチームワークを発揮していました。

一方の報告がない会社では
常にzoomなどで監視を続けていたり
無駄な確認作業が多くなり
効率化とは程遠く
元の業務の数割が無駄な管理や監視業務に費やされる始末でした。
業務改善どころか無駄な業務を増やしている事にすら気付きません。

持論としては

そういった会社にはまだまだリモートワークは早かったですね・・・

と思うようにしています。

普段から自発的な報告ができるかどうか
これがリモートワークで結果が出る最低条件

だと思います。

自分の損得や甘えではなく
もう少し客観的にみた全体の損得を考えたとき
報告のメリットややるべき理由が見つかるかなと思います。

  報告できてるかな??

自戒も込めてこの記事を書いていますw
あなたも一度みなおしてみては如何でしょうか?

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