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世界中の一流企業が採用している。世界で注目されるパーパスマネジメント

パーパス・経営理念・ビジョンの必要性

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上の図で示した通り、戦略の上位概念にパーパス・経営理念・ビジョンが存在します。企業は環境の変化を受け入れるだけでなく、自ら主体的・能動的に行動することが求められます。

私は、企業は社会の一部であり社会に必要とされることで存在することができると考えています。ゆえに社会に対して自らの存在意義を示すことが必要であり、そのメッセージを、パーパスや経営理念、ビジョンと言った形で示すことになります。同時に組織内の人材に対して行動や判断の指針を与える役割を持ちます。

パーパス・経営理念・ビジョンには一貫性があり、その実現のために一貫性のある経営戦略を立案していきます。戦略がパーパスや経営理念に沿わないものであればその企業が望ましい方向に進まなくなるからです。

パーパス(purpose)

パーパスとは目的と訳されますが、経営では「存在意義」として使われます。経営理念と似ていますが、より組織の外(社会性)を意識した意味合いが大きくなります。

社会的な意義が含まれていること
②ミッションのように与えられるものではなく、自分事として捉えられていること
が重要な要素となります。

個人にもパーパスはあります。個人が「何を達成したいのか」「何を大切にしているのか」「社会に対してのどのような影響を与えたいのか」
個人のパーパスが企業のパーパスと一致することができれば従業員は仕事に対してやりがいを感じることができるのだと思います。パーパスマネジメントは国内企業の生産性を高めるためにより重要視されるべきだと考えます。

パーパスの役割
①外部ネットワーク形成
社会に必要とされ競争優位を保つには、外部ネットワークが必要不可欠な時代に突入しました。トヨタ自動車でさえも外部ネットワークの形成に力を入れています。2019年にトヨタ自動車の特許を無償開放すると言ったニュースがありましたが、この流れと言えると思います。
②ミレニアル世代と企業を繋ぐ
経済的な理由だけでは決して動くことがないと言われるこの世代は、何を達成できるかを重視する傾向があります。私もこの世代に該当しますし共感できる部分もあります。そしてこのような多様性を受け入れることはこれからの企業経営では必要ですしイノベーションの促進に貢献することもあると考えます。

※ミレニアル世代とは、1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指すことが多く、物心がつく頃にはインターネットやパソコン、携帯電話(スマートフォン)といったIT製品が普及していた環境で育った世代を言います。

「モノ」の所有には執着せず、他人と「モノ」を共有する「シェアリングサービス」の利用に理解があるのもミレニアル世代の特徴です。「所有」から「利用」へと移行しつつあるこれからの経済を動かす世代と言えます

ちなみに私のパーパスは「一人でも多くの人の笑顔を増やしたい」「笑顔が人から人へ伝わることで争いや喧嘩・戦争を無くしたい」「戦争をなくし世界平和を実現したい」です。世界平和はスケールが大きい話ですが、日々の行動が世界の平和に繋がるのだと考えアクションを起こしていきたいと思います。ここでの活動もその1つです。

私達は世界のどんな課題を解決するのか

経営理念(philosophy)

経営理念とは、「この組織は何のために存在するのか」と言った「存在意義」や「使命(mission)」を普遍的な形で利害関係者に発信し、従業員の行動や判断の指針を与えるものを言います。

ビジョン(vision)

ビジョンとは、中長期的(3年後から5年後あたり)に「こうなっていたい」と考える望ましい将来像のことを言います。パーパスや経営理念に基づいたものであり、同じく利害関係者に対して発信するものです。従業員の方向性(ベクトル)を統一する役割を持ちます。

ビジョンの役割を目的地に向かう船で例えてみます。
従業員がそれぞれバラバラな方向を向いて船を漕ぐのと、従業員全員が同じ方向を向いて船を漕ぐのとでは結果に差が出るのは言うまでもないですよね!


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