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ときには未来を考えることが心の栄養になる

「今、ここ」に集中する。

基本的には、そのようなスタンスで生きている。結果として一番効率もよく、自分自身のストレスが減ることを経験的に知っているからだ。

しかしながら、「未来を考えることが心の栄養になるときがある」ことも経験的に知っている。

だから、ときには敢えて未来に気持ちを馳せるのだ。

最近は少しご無沙汰気味ではあるが、私は趣味で登に山る。

安全に山を下りるために「下山後したら次に登る山を決めてから山に登る」という教えを守ってきた。

山に登ることは、ひとつの達成である。山頂で緊張が解けると下山が思いのほか危険になるのだという。

だから、「次に登る山」を決めておくことが大事なのだ。今回登る山の頂が、あくまでも通過点としての達成になるから、下山時にも程よい緊張感を持続することができるのだというのだ。

もし、今登っている山が特別難易度の高い山であれば、下山後の「燃え尽き症候群」を防ぐ効果もあるのだと聞く。

そういう先人の知恵に助けられてきたのだ。

仕事のことはもちろん、あらゆる点において、私自身に変化があると見込んでいる。

このままずっと今の状態でいようとは思っていない。

このままでいられるとも思っていない。

その前提ありきかもしれないが「未来」という時間に自分の思考を飛ばしてみることは気分転換としてとてもよい。

なんとなく自分自身に覇気がないと感じたタイミングがあれば、積極的に未来のことを考えてみるのもよいだろう。

「未来のために今の自分ができることは何だろうか?」

という視点で今の自分を省みる自分に気づくのだ。

「ボーッとしている場合じゃないよ。」

といった叱咤激励が内面から湧きおこるのを感じたらシメタモノ。

心の凝りがほぐれて、ウキウキとワクワクで柔らかな心が踊り始める。

栄養がたっぷりと蓄えられた自分で「今、ここ」に集中する。

そして「今」から続く未来へ進んでいこう。