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駆け抜けた日々を刻んで


2022年が終わる。

一週間坊主の私ですが、今年は365日日記をつけることができました。

大学卒業時に数々の人からもらった温かい言葉と送り出してもらった春、
社会人になって現実と理想を割り切ることの苦しさを知った日、
「絶対に幸せな恋愛にする」真っ直ぐに伝えてくれた夏の終わりの夜、
ささやかな幸せを噛み締められる自分の感性を大切にしたいと願った瞬間。

ぜんぶが愛おしく、この一年を生きた軌跡。

365日の日記から拾い集めた、私の心に落ちた言葉や、日常を紡ぐ中で溢れ出た言葉。
未来に残したい想いを忘れないように綴って、2022年を終えたいなと思います。


◇◇◇

2月25日
「どんな30代になりたい?それに向かって努力する20代にすれば、歳を重ねることも怖くなさそう」

学生最後の春、友人たちの間でよくのぼる話題は
「歳を重ねることが怖い」
ということだった。かくいう私も20代が過ぎていくことに微かな焦りを感じていた。

そんな時、アルバイト先の主婦さんにさらっと衝撃なことを言われた。

「私は20歳の時、早く30代になりたくてしょうがなかったけどなぁ。30代の女性ってすごくかっこいいなぁと思ってたの。」

目から鱗だった。
早く30歳になりたいと、新たなステージを迎えることを楽しみに思える心。
それは20代をいかに一生懸命生きることかにかかっているんじゃないかなと思った。
やりたいことの土台を築くこと、それが今すぐになければ未来に向かって毎日を積み重ねること、出来ることや好きなことを少しずつでも増やしていくこと。
そんな20代を過ごせれば、やってきたことが形になる30歳が楽しみでしょうがないんじゃないかなって気づいた日だった。

長いようできっと一瞬で過ぎていく、あと7年。時間を大切にできる人になりたいなと思います。

◇◇◇

3月30日
「未来のことなんて分からないし世界がどう変わるかも分からないから自分がやりたいことやってもいいかもって思ったよ」

社会人になりたて。配属面談の直前の日記に綴られていた言葉だった。

この一年は、自分の意思で決断をし発信をする機会が多かったように思う。

選択はいつだって怖い。選ぶ、決める、ということは何かが変化することであり、選んだ先の道が幸せである保証なんてない。

転職のことを考えたらこの事業部の方がいいかもとか、キャリアプランを考えたらこの会社がいいかもとか。未来から逆算して今を決めていく生き方ももちろん大切だと思う。

でも、こんなにも不確実で脆い世の中と、目まぐるしく世界情勢やテクノロジーが進化する世界の中で生きていると、明日のことも分からないのだなと強く思うようになった。特に2022年は「不確実さ」の色が濃い一年だったと思う。

そんな世界を目の当たりにして、数々の選択に取り巻かれた新卒一年目、22歳を過ごす中で、「今の感情を大切にしたい」と強く思うようになった。

「今」自分はどうしたいのか。何が好きなのか。何を最優先にしたいのか。誰と一緒に生きていきたいのか。

喜怒哀楽という美しい彩。名前をつけられない無数の感情。そのひとつひとつを丁寧に掬い上げて、大切に、選択をしていく。

未来のことなんて分からない。
でも、その都度都度の感情を大切に道を選んでいくこと、その連続が明るい将来に繋がっていくんじゃないかなと思う。


◇◇◇


4月22日
「人の想いを大切にして、人に花を持たせられる人になりたい」

入社してすぐ、研修班でサプライズ企画を提案したところ、すでに他の同期たちが同様の企画を始めていたことがあった。

それにも関わらず、快く私を作業メンバーに受け入れてくれて、サプライズ当日に同期の一人が全体に

「今回の企画は、実はあこさんから提案がありました」とみんなに拍手を促してくれた時に鳥肌が立った。

他人に花を持たせられる人って、かっこいいな、素敵だなと思った。

日々の中で目を凝らすと気づく。「〇〇さんが調べてくれたんですけど」と、絶対に私の名前を出してくれる上司。「〇〇に教えてもらったお店なんだけど」と、友人が素敵なお店を知っていることをさりげなく褒めれる人。

そんな細やかな想いに触れるたび、私もこんな美しい心を持てる人になりたいなぁと思うのです。


◇◇◇

8月27日

「伝えることを諦めたくない。」

特に今年の後半は何度も握りしめた想いだった。想いというよりは、もはや心の叫びであって、必死だった。

大切な人たちと生きていくために、自分の気持ちや考えを相手に伝えることを諦めたくない。

私の好きな言葉があって、 
「人と人は伝え合っていてもすれ違うことがあるのに、伝えずに分かり合おうなんてもっと無理。」という言葉。

褒め言葉や嬉しいことはもちろん、伝えにくいことや、できれば目を瞑っていたいことだって、臆せずに他者に伝える勇気を持っていたい。

言わなきゃ分からない。
伝えなきゃもったいない。
伝えても変わらないかもしれないけど、伝えたらきっと何か変わるかもしれない。

仕事やプライベートでも、2023年はより自分の感情を素直に言葉に乗せることや、臆せずに発信することができるようになったらなぁと思う。


◇◇◇


記事を書くタイミングを見失っていたのですが、12月の頭に23歳になりました!

今年一年ありがとうございました。
2023年もよろしくお願いします☺️


あこ



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