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「目的と手段・戦略と戦術」を再整理

こんにちは!セレス採用担当のTです!

会社で働いていると、「目的・手段・戦略」って一度は耳にしたことありますよね?特に、物事を論理的に考える色が強い会社では、耳にしない日は無いのでは?というぐらい頻繁に出てくる言葉です。

ただ、改めてこれらの言葉の説明を求められた時、皆さんは正しく説明できますか?
「え、なんだっけ?」となった皆さまを対象に、本noteでは「目的と手段・戦略と戦術」について再整理したいと思います!
(それでは行きましょう!)


目的と手段とは(初級)

(初級ですので、理解できている方はスキップして問題ありません。)

目的と手段を辞書で検索すると、以下の様に説明されています。

目的:実現しようとして目指す事柄。
手段:ある事を実現させるためにとる方法。

デジタル大辞泉(小学館)

これをビジネスシーンに落とし込んで考えてみると、以下の図のようになります。
「顧客満足度を上げる」ことが目的だとすると、そのためにはコンテンツの質を向上させたり(手段①)使いやすいUIを提供したり(手段②)カスタマーサポートを充実させる(手段③)ことが手段となります。
そして、手段の下には手段が連なり階層構造になっていきます。

まとめると、目的は実現しようと目指す事柄、手段は目的を達成するためにとる方法、となります。

手段の目的化

しかし、実際に仕事をしていると、「コンテンツの質を向上させる」ことを目的に仕事をすることってありませんか?本来手段であるはずの「コンテンツの質を向上させる」ことが目的になってしまうという現象。
これを手段の目的化と言います。

一般的に、手段の目的化は「悪」と解釈されがちなのですが、コンテンツの質を向上させるために仕事をすることは悪い事なのでしょうか?
面白いと思ってもらえるコンテンツを作るためにあれこれ考えることは悪い事なのでしょうか?
私の答えは「悪い事ではない」です。
押さえるべきポイントは、最終的に「顧客満足度を上げる(大目的)」ことに繋がるかどうかであり、そこさえ押さえることが出来れば手段の目的化は決して悪い事ではありません。敢えて視野を狭め論点を絞ることで、議論が活発になることもあります。

大目的と照らし合わせて、考えることがポイントです。

戦略とは?(本題)

さて、いよいよ本noteの本題、「戦略と戦術」について考えていこうと思います。
戦略と戦術という言葉を聞いたことが無い人はいないでしょうし、これらの言葉を全く理解できないという人もいないと思います。
ただ一方で、戦略と戦術を分かりやすく説明することが出来る人も少ないでしょう。

戦略と戦術を辞書で調べると以下の様に説明されています。

戦略:戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
戦術:戦いに勝つための個々の具体的な方法。

デジタル大辞泉(小学館)

戦術は戦略よりも具体的なものであり、戦略は何か大それたもの、といったとこでしょうか・・・。

辞書の言葉ではしっくりこないので、ビジネスの世界で考えてみます。
とある企業の成長戦略を調べると、
「弊社の成長戦略は、新産業へ新規事業を展開し、既存事業への先行投資を続けることで・・(略)・・。」と記載がありました。

これを分解すると、成長することを目的とし、そのための手段として新規事業展開と既存事業投資を行う、ということになります。

勘が良い人はお気付きかもしれませんが、「戦略≒抽象度が高めの手段」「戦術≒具体度が高めの手段」という風に整理することができるのです。

また上位の意思決定層(例えば経営層)における戦略は、下位の意思決定層(例えば中間管理職層)における目的となり、下位の意思決定層における戦略が更に下位の意思決定層(例えばプレイヤー層)の目的になるのです。
目的と手段と同じく、戦略も階層構造になります。

まとめ

本noteでは、目的と手段、戦略と戦術に関して改めて整理してみました。
戦略と戦術という言葉は難しい言葉ではありません。
ひとくくりに「手段」として捉えると理解がしやすくなると思います。

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