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教育現場の課題

小学校の先生を辞めて、起業をして1年。
生活の変化にも慣れたため、
日中の空いた時間を利用して
非常勤講師を始めました。

塾の経営しながら、
学校現場でも働くって面白いかなぁ
というのが一番の理由です。

学校現場に戻ってみて、
人手不足を日々痛感しています。

これはぼくがお世話になっている学校だけでなく
どこの学校でも起きていることです。
教員時代の先輩や同期に聞いても、
似たような状況の学校ばかり…。

ぼくもそんな学校から呼ばれて、
週に3日ですが、
ぼくにできる範囲ではあるものの
ほぼ担任の役割をこなしています。

人手不足に陥っている学校の方に
お話を聞いていくと、
身体を壊して休む先生の多いこと…。
そしてその穴埋めが見つからず、
人手不足になっている。
最悪の場合には、担任不在で、
そのとき入れる先生で穴埋めをしていき
しのいでいる状況の学校も
あるみたいです。

これでは子どもたちが安心して
学校生活を送れない可能性も
十分に考えられます。

ぼくも非常勤を始めてから、
「このクラス落ち着いてきたわ」
と数人の先生に言われました。
担任が不在で、
毎日先生が変わる状況に、
子どもたちも不安だったのでしょう。

これが教育現場の現状です。
先生が足りません。

教員採用試験の倍率も出始めていますが、
あまりにも低い数字が並んでいます。
(参考までに小学校教員の倍率を…)
1.0倍➡大分県
1.2倍➡熊本県
1.3倍➡秋田県、長崎県、山形県、福岡県
1.4倍➡佐賀県
・・・

これでは今後も人手不足は
解消されないでしょう。
解消されないで済むならまだしも、
状況が悪化する可能性の方が
高いと言えるのではないでしょうか。

景気が良くない、
物価が上がるが賃金は上がらない、
こんな不安定で不景気の時代に、
安定している教員という仕事のなり手が
減少している…。

善意と犠牲によって成り立つ学校教育を
何年も見て見ぬふりをしてきた
全ての人の責任でしょう。

ぼくは教師の労働環境を改善すれば
日本の学校教育の質は
大きく向上すると本気で考えています。

教師として働いてみて、
一度その職を離れたうえで、
もう一度戻ってみましたが、
この考えは変わりません。

今の教師は忙しすぎます。
そして多くの先生の犠牲によって、
何とか回っている、
それが学校現場の実情です。

先生の労働環境改善に向けて、
何ができるのか、
本気で考えていこうと思い、
noteを再開しました。

もし、同じ考えをおもちの方、
共感してくださる方、
そんな仲間がいらっしゃいましたら、
一緒に課題解決に向けて
取り組みませんか。

ぼくは基本的には
おもしろそう、が原動力です。
おもしろそうであれば
どんな話でも、
ぼくにできることには
時間を費やしたいと思っています。

人口が減少し、少子化が進む国で、
教育の質を下げることは許されません。
少しでも質の高い教育を受け、
成長できる環境を作ることが
大人のすべきことです。

一緒に考えていきましょう。
ぼくもいろいろ考えます。

ではまた!

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