見出し画像

出産のタイミングで地元沖縄へUターン。子育てと仕事を両立するため、パート勤務からフリーランスに!Eさんの選択【#わたしのセレクト】

ここは都内の小さなカフェ「CELECT(セレクト)」日々いろいろなお悩みを持ち寄った女子会が開催されている。さて、今日はどんなお悩み相談が舞い込んできたのでしょう……?

ARISA:あれ、MAKIさん。なに読んでるの?
 
MAKI:さっき買った資格のテキストだよ。いつかは復職したいんだけど、今はまだ子育てと仕事を両立できる自信がなくて……。とりあえず、なにかしら勉強だけはしておこうかなと思って。

MEGUMI:たしかに小さな子どもがいると、今後のキャリアをどうすべきか迷っちゃうよね。子育てと仕事の両立について悩んでいるなら、フリーランスで働くEさんと話してみたらどうかな? MAKIさんと同じ、2歳の女の子のママだよ。

産後、そして子育て中のキャリアについて悩んでいるMAKI。子育てと仕事を両立する秘訣について、同い年の子どもを育てるEさんに聞いてみました。

■プロフィール略歴
さん
大学卒業後、パート勤務や工事現場資材を扱う会社での営業事務を経て、2018年にグリーライフスタイル株式会社に入社。SNSアカウントの運用代行を約2年間担当したのち、2020年3月に退職。同年6月に長女を出産し、家族で沖縄県へ移住(Uターン)。2021年にフリーランスとなり、現在はSNSアカウントの運用代行や採用事業のアシスタント業務を担当している。

【保有資格】
普通自動車運転免許/ウェブデザイン技能検定3級

【自身を表すキーワード】
#フリーランス #SNS運用・代行 #ママ #子育て #自営業 #旅行好き #ダイビング #沖縄

【自分の強み】
マイペース/穏やか/コツコツ

■コロナ禍での出産を経て、ふるさとへUターン。東京から沖縄に移住して感じた、地方で暮らすメリットとは。

MAKI:Eさんは沖縄県にお住まいなんですよね。私も何度か訪れたことのある、大好きな場所です。

Eさん:ふふ、ありがとうございます。もともと沖縄県出身で、子どもが生まれた2020年に家族でUターンしました。今はフリーランスとして、SNS運用や採用事業のアシスタントなどをしています。

MAKI:地元に戻って自分らしく働くって、とっても素敵です。どういった経緯でUターンを決めたのでしょうか。

Eさん:以前から「沖縄に帰りたいね」という話は夫としていて。もともとは東京オリンピック後を想定していましたが、コロナ禍で少しタイミングが早まり、長女を出産した2020年の夏にUターンすることになりました。実は、夫とも沖縄で出会ったんですよ。“沖縄出身の私”と“沖縄が大好きな夫”だったので、Uターンはごく自然な流れでしたね。

MAKI:沖縄県での子育てはいかがですか?

Eさん:東京で子育てした期間が短かったので比較しづらいですが、家族3人がのびのび暮らせていると思います。あと、やはり大きいのは固定費がグッと落ちること。家賃にしても教育費にしても、都内と比べるとかなり安いので浮いた分を別のことに使えます。もちろんどちらにも良い面がありますが、私は沖縄にUターンして良かったなと心の底から感じています。

■子育ても仕事も諦めたくない!選んだのは、自分らしさを追求できる「フリーランス」という生き方。

MAKI:フリーランスになるまでの経緯を教えてください。

Eさん:2018年から約2年間、グリーライフスタイル株式会社で企業SNSアカウントの運用代行をしていました。未経験からのスタートでしたが、2年間働き、投稿から分析までをまるっと担当できるようになりました。趣味の「旅行」を楽しめるようにシフト勤務のパートタイマーとして働いていましたが、やりがいのある有意義な日々でした。

出産を控えた2020年3月に同社を退職し、そこから約1年間は子育ての日々。愛する娘と過ごす時間を満喫しつつも、どこかでまたSNSに関わる仕事をしたいなという気持ちもあって……。そのように過ごす中で選んだのが、前職の経験を生かして、かつ仕事と子育てを両立できる「フリーランス」としての生き方でした。

フリーランスになってはじめての仕事は、エステサロンのSNSアカウント運用。前職での経験を知っていた知人からの紹介で、お手伝いをスタートしました。

MAKI:出産やUターンなどの大きなライフイベントを経て、さらに新しい扉を開いたんですね!現在の仕事内容についても教えてほしいです。

Eさん:子育ての関係でそこまでボリュームは増やしていませんが、現在は3社と契約中です。メインはSNSアカウントの運用代行で、先ほどお話したエステサロンのほか、スタイリングを掲載する個人アカウントのお手伝いもしています。もう1社のCarat株式会社では、採用まわりのアシスタント業務を担当しています。

このほか、収入に直結する仕事ではありませんが、写真加工アプリを使ったワークショップもオンラインで開催中です。SNSに詳しくない年代の方々にレクチャーしており、評判は上々!今後は、ワークショップの開催にもより力を入れていきたいですね。

■フリーランス1年目で、3社と契約。大切にしているのは、業務に“+α”の価値をのせること。

MAKI:フリーランスになって約1年で、こんなにも仕事の幅が広がっているんですね!仕事を獲得するための秘訣はありますか。

Eさん:秘訣と言えるのかは分かりませんが、お願いされた業務に“+α”の価値をつけて返すことをモットーにしています。SNSアカウント運用を例に挙げれば、「投稿」だけでなく「掲載する画像」もおまけで作ったり、いいね&フォローまわりもケアしたり。義務として課せられていること以外も、苦にならない範囲でより深く、より丁寧にサポートできるように意識しています。クライアントの笑顔が、私にとっての活力にもなるんですよね。

MAKI:Eさんらしいモットーですね。SNSアカウント運用に採用アシスタント、さらにはワークショップ開催とかなりお忙しそうですが、どのような1日を過ごしているのでしょうか。

Eさん:15時と17時ころに必ず更新しなければならない仕事がありますが、それ以外は時間に縛られることなく、柔軟に対応しています。これもフリーランスならでは。

平日のスケジュールは、以下のような流れです。基本的には自宅で仕事をしつつ、合間に家事をこなしています。

【平日のスケジュール】
 6:00 起床。朝ごはんの準備(余裕があれば仕事タイム)
 8:00 娘の朝食、着替えなど 
 9:00 保育園への送り出し
10:00 仕事①スタート、合間に掃除や洗濯などの家事をこなす
12:00 仕事①終了
13:00 スーパーへ買い出し
15:00 仕事②(採用アシスタント業務)
16:00 夕食の準備
17:00 仕事③(採用アシスタント業務)を終え、保育園にお迎えへ
20:00 娘の寝かしつけ
 0:00 就寝(残った仕事をすることも)

子育ては、夫婦で協力し合いながらやっています。夫もリモートワーカーなので、フリーランスとしての働き方への理解も深く、ありがたいです。

MAKI:最後に、今後の目標を教えてください。

Eさん:娘の成長に合わせながら、その時々のライフスタイルに合った働き方を見つけていきたいですね。仕事と子育ての両立にも少しずつ慣れてきたころなので、契約数も少しずつ増やしていけるといいな。“安定していない”と思われることも多いフリーランスですが、逆に言えば「自分で働き方を決められる」ということ。自分のペースで、自分らしく働きたい方にはぴったりだと思います。MAKIさんも今後復職する機会があれば、フリーランスという働き方をひとつの選択肢に加えてみてくださいね。

ARISA:生まれ育った土地で、子育てと仕事を両立するEさん。弾ける笑顔から、“仕事へのワクワク”が伝わったよね。
 
MEGUMI:自分の「好き」を仕事にできるって幸せなことだもんね。

MAKI:うんうん!私もいつか復職して、Eさんのようなかっこいいママになりたいな。よし、さっそく今日から資格の勉強をはじめてみようっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?