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カメラのお陰で自分らしさが少しわかった気がする


カメラを借りることができたので、嬉しくて週末に200枚くらい撮りまくってみた。

「写真は撮りまくれ、そのうちの数枚はこれや!ってものが奇跡的に撮れる」と人生とカメラの先達からアドバイスを貰ったので、何も分からない初心者の私はその通りに実践してみた。人生初の望遠レンズで。


そしたらなかなか、素人の私でも良いモノが取れた気がする。少なくとも自分がオモシロイ!って思えるモノが数枚撮れて嬉しかった。それはなんか自分の視点の物語りを視てるみたいで気に入ってしまった(笑)きっと技術なんて無くてまだまだなんだろうけど。

カメラに出会う前、学生の頃の私は自分自身の個性ってなんだろう?私らしいって何?私っぽいってどんなんだろ?とずっと悩んでた。他人からは「自分オモロイな!」とか「自分変わってんな!」とか色々言われたから、自分でも「そうなんだろう」と思ってた。でもその事で色々と他人と衝突してきたから、自分は他人とは違い過ぎるんだ。違い過ぎて悪目立ちするから。個性なんて邪魔なだけだと本気でそう思い込んでた。

普通で平凡な人のフリをしてきた。だけど、個性なんてそうそう隠せる物じゃなかったし。結局のところ人は、相手と自分をどうしても比べるたがる生き物だから。どんな些細な違いも見逃してくれるはずもなかったんだ。なかなか自分自身、私の個性を認める事が出来なかったんだ。

だけど、こうして写真を撮りまくってみて気づいたんだ。何も考えずにシャッターを押しまくって撮った写真と、上の写真のように「この構図で撮ったら面白そう!」そう思って撮った写真は目立つしなんかキラキラと光ってる気がしたんだ。

「あぁ、そうか」
「個性ってこういうことなのか」ってストンと腑に落ちたんだ。

何百枚のうちの、目に留まる1枚。

ただ、それだけの事だったんだ。
そこには善いも悪いも無い。
ただ、目に留まるという事実だけがある。

個性もきっとそんなモノなんだ、本来は。そこに自分への劣等感とか、他人への嫉妬心みたいな余分なモノが絡んで来る事で他人との衝突が起きてしまってただけなのかも。個性がもともと悪いんじゃ無いのかもと、自分の中の価値観が変わった。

これからは、より個性が出るように私らしい写真を撮ろうと思う。

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