【第3弾】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー広告編ー
こんにちは!Z世代研究会です。
前回に引き続き、「広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた」ということで、自らがギリZ世代である入社1年目の社員に集まってもらい、今回は「広告に関して」ざっくばらんに話してもらいました!
Q. なぜ広告業界に入ったの?
広告業界を志望した理由として、元々広告が好きだったから、メディアが好きだったからなど、元々広告関係に興味を持っていた人が多かったです。
元々広告が好きだった理由としては、
・昔のユニーバサルスタジオジャパンのCMに感動し、それ以来広告に対して興味を持った人
・インターンでのSNS運用を通じて、同じコンテンツでも伝え方次第で受け取る人の感じ方が変わっていくのを実感し、興味を持った人
など理由は様々でした。
伝え方次第で人々に感動を与えることができる点は、まさに広告の役割であり魅力ですね。
Q. 元々広告に対してどんなイメージを持っていた?
「広告は好き」という意見の一方で、嫌いな広告も多数あるという意見もありました。
素敵な広告がある一方で、一部の攻撃的な広告のせいでマイナスイメージがついてしまうのはどこか悔しい気持ちもあります。。。
では、ギリZ世代はどのような広告が好きで、どんな広告が嫌いなのでしょうか。
Q. 好きな広告 / 嫌いな広告の特徴を教えて
好きな広告の特徴は、「ユーモアがある・ストーリーテリング性が感じられる・感動系」などといった、感情が動かされるようなものが好きといった意見が多くありました。
好きな広告の例で挙がった広告をいくつかご紹介します。
【かいけつゾロリの就活系OOH広告】
今の就活世代には、かいけつゾロリドンピシャ世代なので、心にささるものがあったようです。
【Oisix クレヨンしんちゃん】
普段から頑張っているお母さんへ向けたメッセージに感動したようです。
【東京ディズニーランドのCM】
昔を思い出すような、懐古調系は感動してしまいますよね。
このように、何かしらの形で自分事化できる広告に心を打たれるようですね。
逆に、このようなブランディング広告ではなく、獲得系広告の場合に関しては、「買ってほしい!」などのような主張が強いクリエイティブが多いため、自分事化することが難しく、ネガティブなイメージになってしまうこともあるようです。
また、脱毛系など自分の興味が無いジャンルの広告が何度も表示されるとネガティブなイメージを持ってしまいやすいようでした。
Q. 入社前と入社後では、広告に対する意識は変わった?
広告をプランニングする立場になってからは、より広告に対して興味を持つようになったようです。
どんな広告も多くの人が連携し、誰に対しての広告なのかがしっかり考えられているのを身をもって実感しているので、「今までは広告をスキップしていたが、最後まで視聴するようになった」という人が多かったです。
しかし、そのような裏側を知れば知るほど、「しつこい広告」は、ターゲットユーザーのことを考えられていないと感じ、勿体ないと感じてしまうそうです。
冒頭にも挙げたように、広告は伝え方次第で商材やコンテンツそのものの印象が良くも悪くも変化してしまうのですね。
Q. こんな広告だったらいいのに!を教えて
広告は、配信するメディアの特徴に合わせて変えていくべきだといった意見があがりました。
例えば、メディアでは富裕層向けにリッチな内容を配信しているのに対し、そこにチープな広告が掲載されてしまうと、広告だけではなく、メディアそのものの印象も下がってしまいます。
ターゲットユーザーに関連性のある広告を配信することはもちろん、掲載するメディアにも関連性がある広告を配信していくことを求めていました。
最後に
今回は新卒社員に向けて「広告について」といった、違った切り口でインタビューをしていきました!
今回の内容は、これまでの記事同様に、Z世代に対しての知見を高めていきたい方々はもちろん、広告業界を中心に就職活動している方々にも是非参考にしていただきたいです!