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危険行為:「言いたいことを言う」

現在の仕事に就いてから
毎月楽しみにしているのは
会社に届く会報誌が読めること。

景況レポート等の小難しいことも多いけど
素敵なコラムなんかもあって、
読書好きな私としては有難い仕事である。

なかでもここ数カ月楽しみなのは
静岡経済研究所の発行している調査月報。
この中の特集「経営茶房 人間関係のトリセツ」が
面白いと感じ、毎月の楽しみになっている。😊

著者は、株式会社 感性リサーチの代表取締役 黒川 伊保子さん。
6月号では人間関係の距離感について。
合わない上司との距離の縮め方について書かれていました。
なかでも、ぐっと来た部分を抜粋させて頂きます。

距離を縮めたいときの「言いたいことを言う」は意味がないし、距離を置きたいときの「言いたいことを言う」は危険すぎる。「言いたい事を言う」は、人生にはあまり要らないのではないだろうか。愛を告げる時と、感謝を告げる時以外は。
「言いたいことを言ったら、思い通りになる」なんて、幸運な幼子にしか起こらない奇跡である。大人になったら「言うべきことを言って、するべきことをする」しかない。でもね、「ことばは、自分の気持ちを垂れ流す為じゃなく、相手のためにある」、そう思えた瞬間から、この世は案外、自分の思い通りになる。

2022.6 静岡経済研究所 調査月報
経営茶房 P40-41

昔から、「言いたいことが言える」環境に
憧れがありました。

私は幸運な幼子ではなかったから、
いつも誰かの顔色を窺って
言葉を選んでいたのです。笑

とはいえ、
「言いたいことを言う」って、
危険と隣り合わせ。

何も考えずに発した言葉で
人を傷つけてしまうこともある。

アナ雪が流行った時に感じた違和感。
「ありのまま」で生きることは
自分も他人も本当に幸せなことなのか。

確かに、「偽る」のは疲れるけど、
取り繕う美学を語っても良いのでは?
人間関係の形成には建前も必要だと思うし…
それに何より、
「ありのまま」を受け入れて!という姿勢に
少し、図々しささえも感じてしまう。
私、性格がひん曲がっているんですかね、、笑

言葉を選ぶのは大人のマナーである。
私はそう思うし、
身近な人にも言葉を選び、送りたい。


以上!
つらつらと備忘録として書きました。
お読みいただき、有難うございます♪


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