見出し画像

ゲームやスマホのルールは何のためにあるのか:認知行動療法カウンセリングセンター広島店

皆さんこんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店の岡村です。今回は、ゲームやスマートフォンに依存することに対する家庭内ルールについて話しています。ゲームやスマートフォンの使用が社会生活に支障をきたす場合、自己コントロールができないためにルールを設けることが重要です。しかし、本人が困っていない場合、使用時間だけでルールを設定する目的は疑問です。代わりに減らした時間をどう過ごすかを考える必要があるでしょう。また、ゲームやスマートフォンの使用時間を制限することは健康への予防策として重要だとしても、予防策を守ることはなかなか難しいです。個人のためだけにルールを作っても効果は薄く、家族全体で目標を設定し、共に守ることが重要だと考えます。詳しくは本文をぜひご覧ください。


ゲーム依存・スマホ依存に対する家庭内ルール

今回はですね、いわゆるゲーム依存だとかスマホ依存に対して、いわゆる家庭内ルールなどを設けていきましょうみたいなお話になることっていうのはあるんですね。
何のためにそういったルールを設けるかというと、ゲームやスマホの時間を自分自身でコントロールできないことによって社会生活に支障が出ることっていうのは問題になるからなわけですね。どちらかというと、その文脈でいうと本人自身が問題だと思っている場合っていうのが多いと思うんですよね。
本当はやらなきゃいけないことがあるのにできなくて困っているからなんとかしたいみたいな感じであればルールを設けることって大切だなと思うんですよ。だけど、よくよく考えてみると仮に本人たちがそこまで困っていないとしましょうか。
そこまでゲーム何時間、8時間、9時間したところで例えば学校には行けてるとか仕事には行けてるとか予定が入っているときには友達にも会いに行けてるみたいな。確かに生活の大半というのはゲームやスマホなんだけれどもたくさんしているという理由だけでそれは良くないことでルールを設定して決まった時間までにしましょうみたいに言うのってこれ何のためなんだろうなっていうのをふと疑問に思ったんですよね。
じゃあその時間を減らして何をすればいいのっていうところなんですよ。ゲームやスマホが減ったら自ずと勉強や読書、スポーツに興味が向かうかっていうとそんな人ほとんどいないと思うんですよね。
奥本さんはゲームとスマホを取り上げたら仕事をしたりだとか勉強したりしますか?

<もちろんですよ、と言いたいところですがそうですね。そっちには向かないかもしれないですね。>

私も向かないですよ。となってくると社会的には世の中的にはゲームやスマホの時間はきっと短い方がいいからそういうルールを設けましょうみたいな感じになっている部分もあるのかもしれないなと思ったわけです。
もしくは健康被害的な目が悪くなる、耳が悪くなるだとか肩が凝るだとかそこに興味が向きすぎて他に興味が向かないみたいないろんな問題っていうのはあるのかもしれませんけどね。それで何時間までみたいな感じっていうのはあるのかもしれないですね。そう思うと健康被害に合わないための予防としてゲームやスマホの時間っていうのをある程度コントロールできるようにしましょうみたいな感じなんだと思うんですよね。
ここで難しいのが予防のために人ってなかなか動きづらいんですよね。我々も他人事じゃないですよ。今まさに我々はあれだけど肥満対策に動きましょうだとか人と会話するようにしましょうだとかいろいろと予防のためのお話っていうのはあるわけだけどこれどんぐらい守れてますか?

<いやーこれってせいぜいちょっとご飯を減らすかぐらいの話ですかね。>

そうですよね。

ルールに対する説得力の問題

奥本さんに言われても説得力がないんだけども、我々も守れてないんじゃないかっていうところなんですよ。
守れてない人たちが子供たちに向かってダメだから守りましょう、ルール決めましたみたいなのっていうのはなんとも理不尽な話だなと思うんですよね。健康のためとはいえですよ。わかります。健康のためにはそっちがいいかもしれないですけどね。
そうなってくると家族全体として健康を守るための目的を作りましょうと。その目的に向かってそれぞれが目標を決めてやっていこうぜって言うんだったらまだ話はわかるかなと思うんですよ。だけど誰か一人のために突然ルールを作ったところでまあ機能しねえだろうなって感じがしますね。確かにそうか。
もちろん依存レベルまで来ていて生活に支障が出ている場合は別ですよ。だけどそうじゃない場合もなんか世の中的にダメだよなとかあるじゃないですか。そっちに対してだからね。っていうのはねちょっと思うんですよね。
これは最近本当によく私このゲームやスマホのルールについてのお話っていうのを外でさせてもらう機会が増えてるんですけど話せば話すほどちょっとこうあれなんかもやるなみたいなのがあって今日そのもやっていることについてお話をさせてもらってるっていうような感じですね。もちろん特に未成年のは家族が何とかするっていうのもあるのでまあわからんでもないんだけどじゃあ一緒にやろうぜっていうところですよね。自分たちも守っていこうぜっていうところですよね。っていうのはあると思うんですよ。

ルールの目的と意義について

例えば職場ではもうプライベートなスマホ禁止だってしたとして、私が思いっきりプライベートなスマホをしていたとしたら、他の皆さんから大ブーイングでしょう。ちゃんと目的は何のためなのかっていうのを明示した上で、その集団全体が守れるような感じにしていく。そのためのルールなんだっていうのであれば、割としっかり守りやすくなるんじゃないかなって感じがしますね。
まあそんな感じで、何のためにそのルールがあるのかで、それに対して大人はできることはないのかみたいなとこもやっぱ考えておくことは必要だなという話でした。
こんな感じでね、我々なんか世の中的に当たり前のものをさも当然のように思っちゃうことであるんですけども、ちょっと疑問に考えてみると違和感あることであるんですよね。
まあそうですね、まあじゃあゲームやスマホの時間、我々が守れているのかというと、多分守れてないですよね。今度スーパーマリオRPGなども出ますがもう、なんだったら有給とかないけど休みとっちゃうかなとか、今から待ってますからね、部屋に籠りたいですね。
まあそんな感じなわけで、これなかなか難しい問題だなっていうところはありますね。ということで、今回はちょっとした疑問について語ってみました。ご覧頂きありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?